18世紀フランスの洋館で、「焼け死んだ青年」の謎を追う

ぐだぐだぶとんは、3Dマーダーミステリー『黒焦げのあなた』を2026年7月8日よりSteamにて配信開始した。対応OSはWindows、価格は2,400円(税込)。4人用のプレイヤー専用タイトルで、いわゆるゲームマスター役を必要とせず、1回のプレイ想定時間は4時間としている。

舞台は18世紀のフランス。肌に触れた生き物を焼き殺してしまう「煤の呪い」を受けた青年が、自身の誕生日の夜に焼死体となって発見される。呪いによる死か、恨みによる殺害か、あるいは事故か——プレイヤーは屋敷に集う容疑者の一人となり、事件を捜査して真犯人を特定していく。

誕生日の夜に燃え上がった「青の部屋」、被害者はニコラ・アルヴィエ

ゲーム内では、時刻とともに事件当夜の状況が明かされていく構成になっている。23時30分、「青の部屋」で発見されたのは、煤にまみれて燃え上がる焼死体。画面に流れるテキストは「ニコラ・アルヴィエが殺された」と告げており、これが本作の被害者の名だ。炎に包まれた現場を前に立ち尽くす少女の姿が、事件の異様さを物語っている。

探索と会議を繰り返し、証拠を突き合わせて犯人を絞り込む

捜査パートでは、屋敷の中を調べて証拠品を集める「探索」と、集めた証拠や記憶を整理する「会議」を2セット繰り返し、最後に投票で最多得票者を拘束するという流れが用意されている。タイムライン上には22時30分から24時までの出来事が並び、神父が捜査に合流する場面など、事件当夜のやり取りをモノローグ形式で読み返すこともできる。

投票の対象となるのは青年・少女・メイド・神父・当主の5名。集めた証拠品はワンクリックで同行者に共有できる仕組みになっており、「全体公開証拠品システム」によって、誰か一人だけが情報を抱え込むことなく全員で推理を進められる。見つかった「青年の焼死体」の証拠品には、燃えている間被害者が動けない状況にあったと考えられる、といった手がかりも記されている。

5人で顔を突き合わせる会議シーンと、絵本風の設定資料

会議のシーンでは、少女・メイド・神父・当主・そして仮面の人物までもがテーブルを囲み、証拠品カードを見ながら議論を交わす。プレスリリースによれば、こうしたキャラクターの芝居には969個もの専用モーションが用意されているとのことで、疑いの視線や動揺の仕草まで細かく作り込まれている点も本作の見どころだ。ゲーム内の絵本風設定書を開けば、キャラクターの背景や関係性もあわせて確認できる。

雪原を歩く回想シーン
雪道を歩く二人の回想シーン
車内でメイドと少女が語らう回想シーン
車内でメイドと少女が言葉を交わす場面

事件当夜のやり取りだけでなく、雪道を歩く二人や、車内でメイドと少女が言葉を交わす場面など、登場人物たちの過去を覗かせる回想シーンも挿入される。投票の結果次第で結末が分岐する3Dノベル形式のエンディングにつながる伏線として、こうした断片が積み重なっていく構成のようだ。

参加者を迎える受付シーンから、司会進行での謎解きまで

書類を手にした司会役が扉を開けて参加者を出迎え、名前を確認するシーンも用意されている。マーダーミステリーらしく、卓を囲む前の入室のやり取りまで丁寧に描かれているのが分かる。

会議が進むと、ぬいぐるみを抱えた司会役がマイクを手に進行を担い、「少女の秘密」など各キャラクターの背景をプレイヤーとともに読み解いていく。担当プレイヤーがコメントしながら秘密を開示していく形式は、配信や実況でも見せ場になりそうだ。

発表元

ぐだぐだぶとん

ぐだぐだぶとん

ぐだぐだぶとんは、本作『黒焦げのあなた』を手がけたインディーゲーム開発者。布団にくるまるキャラクターを掲げるロゴとは対照的な、洋館を舞台にした重厚な3Dマーダーミステリーを送り出した。

『黒焦げのあなた』の詳細やスクリーンショット、購入はSteamストアページで確認できるほか、公式サイト、公式X(@gudagudabuton)でも続報が発信される予定だ。呪いか、恨みか、それとも事故か——洋館に集う4人のプレイヤーが、焼け跡に残された証拠から真相をあぶり出す一夜が、本日から始まっている。