発売直後に重版決定、コミカライズ『ゲームをしていると思ったらいつの間にか異世界にいた』が新作ランキング1位に

キルタイムコミュニケーションは、ヴァルキリーコミックス『ゲームをしていると思ったらいつの間にか異世界にいた1』の重版を発表した。原作はノクターンノベルズ発のダキマクラン氏、作画は孫陽州氏が手がけるハーレムファンタジーのコミカライズだ。6月8日の発売後、店頭で品切れが相次ぎ、発売即重版という異例のスタートを切った。さらに大手書店チェーンの2026年6月新作コミックランキングでは1位を獲得しており、原作小説のファンだけでなく新規読者にも支持が広がっていることがうかがえる。

舞台はMMORPG「ソウルバニッシュオンライン」、休み明けのプレイヤーを待っていた誤算

物語の主人公は、プレイヤー名・桐須三太。ファンタジー系MMORPG「ソウルバニッシュオンライン」で、久々に取れた休みを使ってレベル上限解放クエストに挑もうとする、ごく普通のプレイヤーだ。アバター名はマクスウェル。周回遅れのイベント参加のせいで肝心のクエストにまで手が回らず、「せめてまともなパーティにあたってくれよ」と願いながら試練の門をくぐる場面から物語は始まる。

レベル90推奨の試練に、レベル60〜80台の面々が集った理由

たどり着いた「試練の間」は、レベル上限解放クエスト「女神の試練」の開始地点で、推奨レベルは90。だがそこに集まっていたのは、最低レベルの勇者Lv64をはじめ、戦士Lv78、魔法剣士Lv72など、軒並み推奨に届かない前衛陣だった。「やべぇこいつらクソ外れだ」と冷や汗を流すマクスウェルの姿から、大苦戦の予感が伝わってくる。

このゲームは複数の職業を自由に組み合わせてキャラメイクできる、プレイヤーの個性を尊重した設計が売り。だからこそ、レベル100解放クエストのはずがレベル60台のメンバーが交ざる噛み合わなさが際立つ。「アプデの旬を逃したらこれだよ」というぼやきに、遅れて挑んだ者の悲哀がにじむ。

守護獣Lv77、魔術師Lv74、星詠師Lv71といった残りのメンバー紹介でも、装備やコスプレへの遠慮ない突っ込みが飛び交う。

一方で騎士Lv86や妖術師Lv83といった頼れる面々も合流。このゲームには「クラス構成を全公開し、PVPに深みを生む」という運営方針があり、隠しごとのない本音混じりのやり取りが、パーティ結成のたびに繰り広げられる仕組みになっている。

試練の果てに待っていたのは、まさかの扉

パーティに加わった僧侶役の青年も、「女神の試練の間だけの関係」と割り切り、互いの名前を覚える気はないと言い切る。ゲームらしいドライな距離感も、この作品の持ち味のひとつだ。

女神の試練そのものは「地下迷宮を進み、最奥の間でボスを倒すだけ」という単純明快な内容。予想通りの強さの敵を退けクリアには成功するものの、「使えねえ!!」という叫びとともに何かただならぬ異変がパーティを襲う。ゲームアバターの姿のまま、見知らぬ世界に投げ出される——この一手が、待望のハーレムファンタジーとしての物語を動かし始める。

異世界で主人公を迎えるのは、ゲーム内の武骨な仲間たちとは違う装いの少女たち。花々に彩られたビジュアルからも、ここから始まる関係性の変化を予感させる。

株式会社キルタイムコミュニケーション

株式会社キルタイムコミュニケーション

株式会社キルタイムコミュニケーションによる発表。

コミック情報と試し読み

『ゲームをしていると思ったらいつの間にか異世界にいた1』はB6判、定価792円(本体720円+税10%)で発売中。第1話は試し読みページで無料公開されているほか、作品情報ページでも詳細を確認できる。

「気がついたらゲームのアバターで異世界に…!?」というキャッチコピー通り、ゲームプレイからの急展開が本作最大のフックだ。気になる読者は電子書籍配信サイトキミコミでもチェックできる。

無料マンガがほぼ毎日更新、コミックヴァルキリーとキミコミ

キミコミは、本作が掲載されるコミックヴァルキリーをはじめ、ブリーゼ、シャイニー、ヤングアンリアルJINGAIといったキルタイムコミュニケーション系レーベルの作品を横断して無料で読める総合サイトだ。

続報や新刊情報は、作画を担当する孫陽州氏のXのほか、コミックヴァルキリー編集部のXコミックヴァルキリーのYouTubeチャンネルでも発信されている。

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発売即重版、そして新作ランキング1位という結果は、原作小説の人気だけでなく、コミカライズとしての完成度も評価された証と言えそうだ。原作のキルタイムコミュニケーション広報Xでも今後の続報が発信される見込みで、続巻の展開にも注目したい。