「コントローラーは、脳と身体。」——アラヤがTGS2026に生体信号ゲームを複数出展

株式会社アラヤは、東京ゲームショウ2026(幕張メッセ)の「オールアクセシビリティコーナー」に出展し、脳波をはじめとする生体信号を活用したタイトルを複数披露する。出展ブースは11-E04。ビジネスデイは9月17日(木)・18日(金)の10:00〜17:00、一般公開日は9月19日(土)・20日(日)9:30〜17:00、21日(月・祝)9:30〜16:00となっている。
同社が掲げるのは「コントローラーは、脳と身体。」というコンセプト。ボタンやスティックの代わりに、脳波や表情、姿勢といった体の信号そのものを入力に使う体験が、会場では3つの切り口で並ぶ。
赤信号の間だけ、乗客の本音が漏れる——アドベンチャー「カイソータクシー」

ひとつ目は、脳波と顔の動きを使って進行するアドベンチャー「カイソータクシー」。タクシー運転手の視点で夜の街を走りながら、赤信号で停車している間だけ、後部座席の乗客の脳波から「本当の気持ち」を読み取ってしまう、という設定のストーリーだ。

公開されているプレイ画面では、ルームミラー越しに乗客を見つめる場面や、「終わらせる」「途中で降りる」「誰にも言うな」といった選択肢が並ぶシーンが確認できる。建前の言葉の奥にある本音をどう受け止め、物語をどちらに進めるか——プレイヤーの判断が試される作りになっているようだ。
顔と脳波だけで魔法を放つ、大幅進化した「NeuroWizards」

2作目の「NeuroWizards」は、東京ゲームショウ2025でも展示されたアクションタイトルの進化版。魔法使いとなって敵と戦うゲームで、脳波で魔力を溜め、顔の向きで狙いを定め、表情や瞬きで魔法を発動させる。新たに「顔コントローラー」機能が加わり、従来のゲームコントローラーを持たずにプレイできるようになった点が今回のアップデートの核心だ。

会場では電極パッドを額に貼り付けてプレイする様子や、実際の戦闘画面も披露される予定。さらに、脳波から言葉の情報を読み取ろうとする「NeuroWizards 言語デコード版」のデモンストレーションも、実験的な展示として初めて公開されるという。
心を静めるとカプセルが出てくる——「無心Capsule × Neu World」

3つ目は、脳波と画像認識を組み合わせたインタラクティブなガチャガチャ「無心Capsule」。α波の解析結果と姿勢の状態から「無心」と判定された瞬間に初めてカプセルが排出される、祈りにも似た体験だ。この無心Capsuleは、アラヤ内の実験的な組織「Visionary Lab」が手がけている。

今回は、脳波と生体データをテーマにしたプロジェクト「Neu World」とのコラボレーションも実施され、獲得できるカプセルにはオリジナルデザインのアイテムが用意される。

会場ではあわせて、開発中の簡易脳波計測デバイス「NeuDots」も展示される。手のひらに収まるサイズの本体に、肌へ貼り付ける電極パッドを接続し、PCやモバイル端末につなぐだけで脳波を取得できる設計を目指しているという。

これら一連の取り組みは、国立研究開発法人科学技術振興機構のムーンショット型研究開発事業「目標1」金井プロジェクトが進める「Internet of Brains(IoB)」とも関連しており、身体や知覚の制約からの解放をミッションに掲げている。
株式会社アラヤ
株式会社アラヤは2013年12月設立、ディープラーニングやエッジAI、ニューロテック分野の研究開発を手がける企業。脳波など生体信号を活用したエンターテインメント領域にも取り組んでいる。
気になる冒険者は、まず会場と会期を確認しよう
3つのタイトルはいずれも、コントローラーを握る代わりに脳波・表情・姿勢を入力に使う点で共通している。東京ゲームショウ2026のオールアクセシビリティコーナー(ブース11-E04)で、9月17日から21日までの会期中に体験できる予定だ。詳しい出展内容の更新はアラヤ公式サイトでも確認できる。








