英国発の実写ホラーパズル『The Void Between』、viviON Labがアジア共同パブリッシャーに

株式会社viviONが運営するインディーゲームパブリッシングレーベル「viviON Lab」は、実写映像を使ったホラーパズルゲーム『The Void Between』の日本を含むアジア圏における共同パブリッシャーに就任したと発表した。開発を手掛けるのは、英国在住のクリス・フォックス氏とベン・フォックス氏の兄弟が率いるKey Compass Games。あわせて、東京ゲームショウ2026の会場でも本作の体験版が試遊展示される。

チェックインした先は、謎の宿「シックス・キーズ」

物語の舞台は、奇妙な仕掛けに満ちた宿「シックス・キーズ」。荷物を背負って玄関に立つ主人公だが、壁に並んだ肖像画や仏像の置物、ぼんやりと灯る明かりなど、随所に不穏な気配が漂う。実写映像とポイント&クリック式の探索を組み合わせたFMV(フルモーションビデオ)形式で進行するのが本作最大の特徴だ。

薄暗い通路をランタン片手に進む主人公の姿からも分かる通り、光源の乏しい空間を手探りで進む場面が随所に用意されている。役者の表情まで生々しく映し出される実写ならではの緊張感が、じわじわとプレイヤーを追い詰めていく。

ピアノの鍵盤、鏡、そして肖像画――宿に隠された謎解き

宿のあちこちには謎解き要素が仕込まれている。「6 KEYS FOR A KEY(ひとつの鍵のための6つの鍵)」と題されたピアノの鍵盤パズルはその一例で、G・A・B・C・D・Fの音を手掛かりに、隠された鍵を導き出す仕組みになっているようだ。

宿のフロントには「CHECK OUT 11AM」の張り紙やベルの描かれた壁飾り、鍵を象ったアイコンが並ぶボードなど、謎解きに関わるとみられる小道具が点在。ダイヤル式の電話や「ゲスト各位へ」と書かれた手紙も確認でき、探索の手がかりになりそうだ。

鏡に映る自分の姿が、目の前の自分とは違う表情を浮かべている――そんな不気味なカットも用意されている。

壁一面に飾られた写真や絵、振り子時計、チェロを弾く人物の肖像画が並ぶ一角も謎解きの舞台になっている様子。ひとつひとつのモチーフに意味が隠されていそうな作り込みだ。

現実が崩れ落ちる先にある「ヴォイド」

宿での穏やかなひとときは長くは続かない。霧の立ち込める夜の屋外に、もう一人の人影が現れる場面も収録されており、物語が単なる館もの謎解きに留まらないことをうかがわせる。

宙に浮かぶ扉や、怪物のように枝を広げる巨木に囲まれた光景は、タイトルにもなっている「ヴォイド(虚無・狭間)」の世界そのものだろう。現実がひび割れ、崩壊していく様子が視覚的に表現されている。プレイヤーの選択によって展開が変化し、複数のエンディングが用意されているという。対応言語は日本語・英語で、発売時期は2026年内を予定。価格は未定だ。

viviON Labとは

株式会社viviON

株式会社viviON

株式会社viviONは2021年10月設立、東京都千代田区に本社を置くゲーム企業。PC向けゲームサービスの運営に加え、2026年に始動したインディーゲームパブリッシングレーベル「viviON Lab」を通じて、海外インディー作品の国内・アジア圏展開を手がけている。

viviON Labは、株式会社viviONが2026年に始動させたばかりのインディーゲームパブリッシングレーベル。ジャンルや開発国を問わず、クリエイターの表現したい遊びを世界に届けることをコンセプトに掲げている。今回の『The Void Between』は、そのレーベルにとって節目となるタイトルのひとつだ。詳しい取り組みはviviON公式サイトで確認できる。

『The Void Between』はSteamストアページが日本語表示に対応しており、ウィッシュリスト登録が可能。viviON Labが手掛ける作品はviviON LabのSteamパブリッシャーページでまとめて確認できる。最新情報は公式X(@vivion_lab、英語版は@vivion_lab_en)でも発信される予定だ。

東京ゲームショウ2026で体験版を試遊展示

『The Void Between』は、2026年9月17日(木)から21日(月・祝)まで幕張メッセで開催される東京ゲームショウ2026の一般展示ホール2、viviONブース(ブース番号02-N08)内のviviON Labエリアで体験版が試遊できる。会場を訪れる際は、宿「シックス・キーズ」の不穏な気配を自分の目で確かめてみたい。

The Void Between キービジュアル
The Void Between アクリルスタンド
会場では主人公をかたどったアクリルスタンドの展示も予定されている(非売品)

謎に満ちた宿から抜け出せるのか、それとも「ヴォイド」に飲み込まれてしまうのか。実写ならではの生々しい恐怖と、鍵をめぐる謎解きが融合した『The Void Between』の行方に注目したい。