151作品の頂点に立ったのは、『顔UFO』という一作だった

東京ゲームショウ2026のインディーゲーム開発者向けプログラム「SENSE OF WONDER NIGHT 2026」が2026年9月17日、幕張メッセ国際会議場で開催された。今回で19回目を迎えた本プログラムには世界各国から151タイトルの応募があり、その中から選ばれたファイナリストが自身の作品をプレゼンテーションした。

最高賞にあたるAudience Award Grand Prixに輝いたのは、宮澤卓宏氏(日本)による『顔UFO』。賞金3,000USドルが贈られた。準グランプリのAudience Award Semi-Grand Prixには、P.F.J.(中国)による『UNKNOT! -アンノット!-』が選ばれている。

独創性で審査員を唸らせた『顔UFO』が四冠を達成

紹介動画

公開された紹介ムービーからも分かる通り、『顔UFO』はタイトル通りの奇妙で愛らしい発想を軸にした実験的な作品だ。今回の結果で特筆すべきは、宮澤卓宏氏がAudience Award Grand Prixに加え、Best Experimental Game Award、Best Game Design Award、Best Presentation Awardの計4部門を制したこと。観客と審査員の双方から高く評価されたことがうかがえる結果となった。

このほか、来場者からの人気投票で選ばれる「ポッキー賞」には、『連帯責任』(Hugecalf Studios、イギリス)、『妹に運転を教える』(Easy Fox、韓国)、『Become』(Valentin Wirth、チェコ)の3作品が選出された。受賞発表の映像はポッキー公式YouTubeチャンネルでも公開されている。

全部門の受賞結果

受賞 ファイナリスト タイトル 国・地域 紹介ムービー
Audience Award Grand Prix 宮澤卓宏 『顔UFO』 日本 視聴する
Audience Award Semi-Grand Prix P.F.J. 『UNKNOT! -アンノット!-』 中国 視聴する
Best Technological Game Award 127号室 『LEGACY CODE』 日本 視聴する
Best Arts Award 127号室 『LEGACY CODE』 日本 視聴する
Best Experimental Game Award 宮澤卓宏 『顔UFO』 日本 視聴する
Best Game Design Award 宮澤卓宏 『顔UFO』 日本 視聴する
Best Presentation Award 宮澤卓宏 『顔UFO』 日本 視聴する

審査を担当したのは、業界で活躍する11名

審査委員長を務めたのは、デジタルハリウッド大学大学院教授の新清士氏。このほか、ゲームクリエイターのJuan Gril氏、Videogame Ninja: TrusigaのRamon Nafria氏、NPO法人オキュフェスの高橋建滋氏、東京国際工科専門職大学講師でNPO法人IGDA日本の小野憲史氏、株式会社アウリン取締役の駒形一憲氏、株式会社yosp CEOの吉田修平氏、講談社ゲームラボの片山裕貴氏、ゲーム開発者のシン・ジュヒョン氏、カラッパゲームス代表の大貫真史氏、動画クリエイターのポッキー氏の計11名が審査にあたった。

東京ゲームショウ2026は9月21日まで開催中

「SENSE OF WONDER NIGHT 2026」は、9月17日から21日まで幕張メッセなどで開催される東京ゲームショウ2026のインディーゲームエリア関連プログラムのひとつ。会期中のプログラム詳細は公式サイトのプログラムページで確認できる。

一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会

一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会

一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、1995年11月設立、会長は辻本春弘氏。日本のゲーム産業の振興を目的とする団体で、東京ゲームショウの主催者としても知られる。

最新情報は、XやInstagram、Facebook、TikTok、YouTube、Twitch、LINEの公式アカウントで発信されている。会場に足を運べない人も、151作品の中から選ばれた受賞作の紹介ムービーを通じて、今年のインディーシーンの熱気を確かめてみてほしい。