線路の果ての「終着点」へ——シリーズ続編がSteamに姿を現した

韓国・大田市を拠点とするインディースタジオLongplay Studiosが2026年9月2日、ゾンビサバイバル『Terminus: Zombie Survivors』の続編となる『Terminus: Zombie Survivors 2』を公式サイトで発表し、あわせてSteamストアページを公開した。

前作『Terminus: Zombie Survivors』はSteamで15万本以上を売り上げ、2024年の韓国ゲーム大賞でインディーゲーム賞を受けたターン制サバイバルローグライクだ。その続編は、シリーズの看板だけを残して土台をほぼ作り直している。目指す先は変わらない——線路の先にあるとされる最後の安全地帯「Terminus」。ただし、そこへ至る道のりの手触りは別物になった。

マス目を選ぶ旅は終わり、町は地続きになった

最大の変更点は二つある。ひとつは構造だ。前作は移動先のエリアを選んで進むノードベースのターン制だったが、続編ではその区切りが取り払われ、シームレスなオープンワールドになる。

もうひとつは見た目だ。トップダウンのドット絵から、リアル調のフル3D・アイソメトリック視点へと刷新された。スクリーンショットを見ると、荒らされたスーパーマーケットの棚のあいだを縫うように群れが押し寄せ、生存者が銃火で応戦している。棚一段の陰、通路の角、駐車場の車列——平面のマス目では表現しきれなかった「どこに何があり、どこから来るか」が、地形と建物の高低差として画面に載っている。

モーテル、スーパー、病院——寂れた田舎町がまるごと生存圏に

舞台は名もない小さな町と、その周辺の田舎。モーテル、ガソリンスタンド、スーパーマーケット、ダイナー、教会、病院といった建物が並び、そのすべてが物資と危険の両方を抱えている。上のスクリーンショットは白昼の中庭で、壁に殴り書きされた「DEAD MEN WALKING」の文字の下、異様に膨れ上がった個体と鉢合わせした場面だ。花壇に花が咲いたままの生活空間に、そういうものが平然と歩いている。

プレイヤーは崩壊前の職業を選んでスタートする。消防士、教師、看護師、バス運転手、警官——それぞれ初期の持ち物と得意分野が異なり、同じ町を歩いても「何ができて何ができないか」が変わる。ミッションもウェイポイントも、助けに来る誰かもいない。前作を遊んでいなくても問題なく始められる、独立した続編として作られている。

空腹と寒さは、死者より早く人を殺す

本作が力を入れているのは、戦闘よりもむしろ生活のほうだ。食料は見つけただけでは足りず、調理してはじめて意味を持つ。雨、雪、冷え込みのなかで火を絶やさないことが日課になり、空腹・喉の渇き・疲労・病気が常に体力を削っていく。

探索と採取で素材を集め、斧やコート、食事をクラフトし、拠点を建てる。その裏手を畑にし、静かな水辺で釣りをする——そうやって明日の分を確保しなければ、旅は続かない。雨に打たれる深夜のガソリンスタンドで焚き火の小さな明かりを守る上の一枚は、この作品が何を「危機」と呼んでいるのかをよく表している。

懐中電灯の光は、あなたの居場所も照らしている

夜の探索を支えるのは一本の懐中電灯だが、それは同時に弱点でもある。放たれた光は敵からも見えている、という仕様が明言されているのだ。上のスクリーンショットは廃墟と化した病院。並んだベッド、壁の血痕、「HELP!」の走り書き、その奥の暗がりにうずくまる何か——光の輪の外側がどれだけ広いかが、そのまま緊張感になる。

脅威はゾンビの群れだけではない。荒廃したダイナーでの接近戦のような小競り合いから大規模な群れとの遭遇まで戦闘の規模は幅広く、さらに敵対的な人間の生存者や、まだ明かされていない存在も待ち構えているという。物資を漁る先には、前の住人が残した日誌が転がっていることもある。

発売日と価格は未定、まずはウィッシュリストに

『Terminus: Zombie Survivors 2』はPC(Steam)向けに開発中で、発売日・価格ともに未定(Coming soon)。追加プラットフォームについても現時点では発表されていない。プレイはシングルのほか、オンライン協力プレイとLAN協力プレイに対応する。

対応言語は英語・日本語・韓国語・簡体字中国語・繁体字中国語・フランス語・ドイツ語の7言語で、日本語はインターフェース・音声・字幕に対応予定と案内されている。日本のプレイヤーにとっては、発表時点で日本語対応が明示されている点も見どころだ。

続報は公式サイトのほか、公式X(@LongplayStudios)、公式YouTubeチャンネル、公式Discordで告知される。気になる人はSteamでウィッシュリストに登録し、終着点までの道のりが明らかになるのを待ちたい。

(編集部)