ペンギンの目で見る南極、ラヴクラフト世界の恐怖が動き出した

『ペンギン・コロニー(Penguin Colony)』が2026年10月16日、Steamで発売された。開発は『Umurangi Generation』で知られるORIGAME DIGITAL、パブリッシャーはFellow Traveller。ジャンルはアクション・アドベンチャーで、ペンギンを主人公に据えたコズミックホラーという異色の組み合わせだ。
舞台は1939年の南極。対立する派閥の人間たちが、ペンギンたちの故郷にやって来る。目的は、この世のものとは思えない古の存在。プレイヤーはペンギンの視点から、彼らが少しずつ狂気に飲み込まれていく様子を見届けることになる。H.P.ラヴクラフトの『狂気の山脈にて』などを再解釈した物語で、ナレーションはLenval Brown氏が務める。
白い大地に残る、巨大な骨と廃墟

スクリーンショットでまず目を引くのは、巨大な骨が連なるトンネルのような氷原だ。その奥へ、小さなペンギンが一羽、とぼとぼと進んでいく。人間の目線では測れないスケール感が、ペンギン視点という設定をそのまま画面に落とし込んでいる。

崩れた石造りの構造物の上にたたずむペンギンの場面もある。足元には赤みを帯びた地面が広がり、淡い光の玉が浮かぶ。青一色の世界に差す赤が、ここが普通の氷の大地ではないことを静かに告げている。
倒れた人間と向き合い、不穏な海へ

雪原に倒れ込んだ人間のそばに立つペンギン。画面下には操作ボタンの表示と、見慣れない異形の文字が並んでおり、ペンギンが人間に何らかの働きかけをできることをうかがわせる。遠景には黒い巨大な構造物がそびえる。

赤く輝く光が水面を染め上げる海の場面では、ボートの上に人影も見える。南極の冷たい静けさと、不吉な赤の対比が印象的だ。

雪丘が連なる大地には旗が立ち、右手には脚の長い巨大な影のような建造物が姿を見せる。遠くにはもう一羽のペンギンの姿も小さく確認できる。
人間たちの顔、群れるペンギンたち

物語場面とみられるカットでは、人間たちの表情がアニメ調のタッチで切り取られている。画面は暗く沈み、階段や柱が重なる閉ざされた空間で、人々の緊張感が伝わってくる。

霞がかった巨大な柱や廃墟の足元には、ペンギンたちが群れで集まる姿がある。タイトルにある「コロニー」の名にふさわしい、暗く大きな風景だ。
価格・対応言語・購入前の注意
Steamでの価格は通常1,700円。発売を記念して10月30日まで10%オフの1,530円で販売されている。対応言語には日本語が含まれる。ストアページにはWindows 10向けの動作環境が掲載されている。サウンドトラックなどが付くデラックス版や、他作品とのセットも用意されている。
開発者は、流血・残酷描写、突然の暴力的な死、自傷や自殺の描写を含むと注意書きを出している。苦手な人は、Steamストアページで内容をよく確認してから購入したい。ストアには体験版も案内されているほか、Steamコミュニティでは最新情報や他のプレイヤーの声も確認できる。
ORIGAME DIGITAL
開発: ORIGAME DIGITAL / パブリッシャー: Fellow Traveller









