廃園と化した遊園地から生きて帰れるか――『Escape Toon Kingdom』が正式リリース

1〜4人協力プレイのホラーゲーム『Escape Toon Kingdom』が、Steamで正式リリースされた。開発・販売はBearfoxBear。2024年10月22日から早期アクセスとして提供されてきた本作が、2026年9月10日についに1.0版へと移行した形だ。
プレイヤーは、かつて賑わっていたテーマパークに閉じ込められたマスコットの一体を操作する。園内はすでに変わり果て、探索と謎解きを重ねながら、罠だらけのアトラクションを抜けて脱出を目指す内容だ。価格は¥1,080(9月24日までは通常¥1,350から20%引き)。最新情報や質問は公式Discordコミュニティで受け付けている。
姿を変えたアトラクションたちを巡る

園内のアトラクションは一つ一つ趣が異なる。宇宙服姿のマスコットたちが未知の惑星を見上げる一角は、遊園地の「宇宙旅行」系アトラクションがそのまま舞台になったエリアと見られる。呑気な演出のはずが、無重力の孤立感がじわじわと不安を煽ってくる。

一方、洞窟の奥に浮かぶ「SHROOMS OF DOOM(シュルームズ・オブ・ドゥーム)」のネオン看板は、キノコをモチーフにした別のアトラクション入口だ。マスコットたちがおそるおそる足を踏み入れる先に何が待っているのかは、実際にプレイして確かめるしかない。
出迎えるのは、変わり果てたマスコットたち

観覧車がいくつも回る夜の園内には、痩せこけた骨格そのままの巨大な人型が佇む。かつての着ぐるみが朽ち果てた末の姿なのか、その異形ぶりは本作のビジュアルの方向性を象徴するカットだ。

石造りの通路には、「TOON KINGDOM STAFF」の名札を付けたクマの着ぐるみをはじめ、ブタや白い布をかぶった従業員風のマスコットたちが並ぶ。奥には巨大な化け物、手前には赤く輝く宝石のような物体も見え、探索の途中で拾う収集要素があることをうかがわせる。

ボロボロに傷んだ二体のマスコットの顔がアップで映るカットは、着ぐるみが単なる着ぐるみではなくなっていることを生々しく伝える。

森の中では、白い布をまとった仲間が斧をくわえたゾンビのような敵と揉み合う場面も。探索だけでなく、こうした近距離の攻防も本作の緊張感を支える要素のようだ。
評価と対応環境
Steamのレビューは116件中81%が好評で、総合評価は「非常に好評」。実績はSteam実績94個を収録し、対応言語は日本語を含む18言語(インターフェース・音声・字幕)に対応する。動作環境はWindows 10以上、8GBメモリ、GeForce GTX 960相当のグラフィック性能などが目安になる。
早期アクセス期間を経て評価を積み重ねてきた本作。気になった人はSteamストアページで詳細を確認してほしい。
BearfoxBear
BearfoxBearは、『Escape Toon Kingdom』を自ら開発・販売するインディーゲームスタジオ。廃墟と化した遊園地を舞台にした協力ホラーというコンセプトを、2024年の早期アクセス開始から約2年かけて磨き上げた。









