なんでも食べるドラゴン娘を、1年で最強に。『DRAPLINE』が正式リリース

育成ローグライト『DRAPLINE(ドラプリン)』が、Steamで正式リリースされた。Steamページ上のリリース日は2026年9月23日で、価格は1,680円。本作は2025年6月29日に早期アクセスとして先行公開されており、今回がその正式版にあたる。開発はKANAWO、パブリッシャーはVaka Game Magazineが担当する。開発者の最新情報はKANAWO氏のXでも発信されている。

プレイヤーが育てるのは、目に入るものをなんでも食べてしまうドラゴン娘。1年という期限のなかで食事を与えて能力を伸ばし、さまざまなスキルを組み合わせて自分だけの戦い方を作り、迫りくる災いを打ち破ることが目的だ。

食べさせて、稼いで、備える。1年の育成サイクル

ゲームは、週単位で進む育成パートが軸になる。スクリーンショットは4月1週の画面で、木造の部屋に立つドラゴン娘「クー」の周囲に、体力ゲージ、所持金、そしてHP・STR・VIT・INT・RES・AGIの6つの能力値が並んでいる。能力値にはE〜のランク表示もあり、育ち具合をひと目で確認できる。1年後に迫る災いに向けて、この数値をどこまで押し上げられるかが勝負どころだ。

能力を伸ばす手段は、その名のとおり「食べさせること」。「今週はなにを買ってあげる?」という問いかけとともに、食材が3種類提示される場面では、炭水化物の「哀愁漂うカロリーバー」がHP+3880、海鮮の「うごめく近海海鮮」がINT+200、水の「ニセの湧き水」がAGI+156とHP+520と、食材ごとに伸びる能力が異なっている。価格も6,382G、2,980G、3,099Gとばらつきがあり、手持ちの資金とねらいたい能力のバランスを考えて選ぶことになる。名前からして一癖ある食材ばかりだが、どれが正解かを悩む時間そのものが、育成ゲームの醍醐味だろう。

食卓の騒がしさと、スキルを組み合わせる戦闘

ドット絵の演出も見どころのひとつ。ノベル風の会話シーンでは、牙をのぞかせて笑うクーに向けて「おいしい?」「なにしてんのぉ!?」というセリフが並び、ドラゴン娘の底なしの食欲と、それに振り回される周囲の空気が伝わってくる。ウィンドウ非表示、テキストログ、スキップといった操作案内も画面に出ており、会話を読み返したり飛ばしたりしやすい作りだ。

食卓のシーンでは、骨付きハムのような肉をほおばるクーの隣で、青い髪のモルゲンティアナが「ひ、ひとを大食らいみたいに言うな!」と慌てている。大盛りの料理が並ぶにぎやかな画面から、コミカルな掛け合いが本作の持ち味だと分かる。

災いに立ち向かうバトルは、コマンド選択式。スクリーンショットは2ターン目の場面で、画面右のメニューには「ドラゴンブレス」「防御」「突き上げ」「バイタルシールド」「大声で叫ぶ」「応急手当て」が並ぶ。選択中の「突き上げ」は、物理攻撃でクールダウン2ターン、単体に中ダメージという説明が表示されている。相手の頭上には次の行動として「可愛い子ぶる」(STRを下げる効果)が予告されており、毒やシールド、「星の加護」といった状態表示とあわせて、先を読みながら技を選ぶ設計になっている。Steamページによれば、スキルは200種類以上が用意される。

街の住人との交流とショップが、戦略の幅を広げる

育成は食事だけでは終わらない。8月4週の画面では、青い海と港町を背景に「ウルピカを手伝う」という行動を選べる。行動力を15消費する代わりに好感度が上がり、次の好感度ボーナスとして樹や植物のレアリティが上がりやすくなる、と説明されている。さらに「好感度3以上」「INT3000以上」を満たした週末にはウルピカの好感度イベントが発生するとも表示されており、能力値の育成と住人との関係づくりが連動していることがうかがえる。

街のショップでは、宝石や救急箱、アーティファクトなどが購入できる。画面では「30%OFF!」の表示が出ており、選択中の「ラッキーストーン」は、持っているだけで自分がかけるバフ・デバフの継続ターンが+1になるアーティファクトだ。食事で能力を伸ばし、道具で戦い方を補強するという流れが、ここでも確認できる。

基本情報

Steamストアページによると、ジャンルはアドベンチャー、インディー、RPG、シミュレーション。シングルプレイ専用で、日本語・英語・簡体字中国語に対応する。1回のプレイは約1時間で遊べ、エンディングは25種類、Steam実績は66個が用意されている。動作環境の最低要件はWindows 10、メモリ2GB、ストレージ空き容量2GB。サウンドトラックは別売り(980円)で、こちらも同ページから購入できる。

ユーザーレビューは、全期間で「圧倒的に好評」(1,877件中96%が好評)、直近30日でも「非常に好評」(129件中93%が好評)と高評価が続いている。早期アクセスで磨かれた育成システムと、25通りの結末を見届けたい人は、ストアページで詳細を確認しておこう。

KANAWO

KANAWO

『DRAPLINE』の開発を手がけるインディー開発者。パブリッシャーはVaka Game Magazineで、2025年6月29日の早期アクセス開始を経て、今回の正式リリースを迎えた。