殴って登る出世街道、棒人間ブローラーがついに正式版へ

『Stick It To The Stickman - ヤバすぎ企業のトップを目指せ』が、2026年9月23日にSteamで正式リリースされた。2025年8月18日に始まった早期アクセスを経ての登場で、開発はFree Lives、販売はDevolver Digitalが手がける。ジャンルはアクション/インディーだ。

本作は、立ちはだかる上司や同僚をなぎ倒して社内の階層を駆け上がっていく、ローグライト要素入りの物理演算ブローラー。パンチやキック、刺突、ホチキス、チェーンソーまで飛び出す「非情な」ビジネスの世界で、最強の戦闘スタイルを組み上げていく。ゲームを進めると新しい社員やゲームモードも解放されていく。

ビルの断面を舞台に、赤い棒人間の群れへ飛び込む

ビルの断面を横から見せる画面では、主人公の青い棒人間が、フロアを埋める赤い棒人間たちの中へ飛び込んでいる。各階はハシゴでつながり、窓ガラスは砕け、書類のような緑色の束が床のあちこちに積まれている。スーツ姿の社員に加え、防弾ベスト姿の警備員らしき相手まで入り乱れ、オフィスがそのまま戦場になった光景だ。

武器を持ち替え、連撃をつなぐ手触り

緑がかった夜の街を舞台にした場面では、画面下部に刀や剣を思わせる武器アイコンがずらりと並ぶ。左下には「FRENZY」表記のカウンター、その横には「14/16」の数値バーがあり、連続攻撃を重ねてゲージを伸ばしていく設計がうかがえる。宙を舞う赤い敵と、ヘルメット姿の大柄な敵を、青い棒人間が相手取っている。

倉庫のようなフロアでは「10 HITS」の表示とともに、青い棒人間が敵を斬りつけて紙片が舞い散る。壁には監視カメラや自販機、積み上げた木箱があり、爆発する赤い樽も見える。フィールドの物がそのまま戦いの道具や障害になる物理演算の面白さが、ここによく出ている。

爆発と混戦を、上からも横からも

見下ろし視点の場面では、赤いレーザー光線が走り、オレンジ色の爆炎が床を照らす。瓦礫の散らばる部屋で、赤や白の棒人間が吹き飛ばされる大混戦だ。横スクロールの場面とは、まったく違う顔を見せてくれる。

青一色に沈んだ画面では、シルクハットをかぶった青い棒人間が札束を手に宙を舞い、その横で大きな爆発が起きる。画面下には青側と赤側のそれぞれにスキルの並びと体力バーがあり、右上には「987」という数字も表示されている。派手な演出と、組み合わせを考える戦術性が同居している様子が伝わってくる。

画風まで変わる、多彩なステージ

紫と青を基調にした、手描き風の線画で描かれたステージも用意されている。青い棒人間が長い刃物を突き出し、カウボーイハットの赤い棒人間が横に立つ。床にはグレーの棒人間が折り重なり、絵柄の違いだけでもプレイ中の気分がかなり変わりそうだ。

緑がかった路地の場面では、竹の足場と「HOTEL」の看板、ハンバーガーの屋台が並ぶ。青い棒人間が空中から武器を振るい、赤い棒人間の集団が吹き飛ぶ。足場や木箱に乗った敵まで巻き込む、縦にも広がる乱戦が見どころだ。

対応環境・価格・評価

Steamでの表示によれば、対応OSはWindows 10(64bit)以降とmacOS 13.3.1 Ventura以降。日本語を含む12言語に対応し、ひとりでもスプリットスクリーンの協力プレイでも遊べる。Steamワークショップとレベルエディターも備わっている。

価格は800円。ストアページには通常価格1,600円からの50%オフとして表示されていた。セール価格は期間で変わる可能性があるため、購入前にはSteamストアページで最新の表示を確認したい。

ユーザーレビューは全体で「圧倒的に好評」(4,771件中96%が好評)、直近では「非常に好評」(162件中92%が好評)となっている。

Free Lives

Free Lives

開発: Free Lives / パブリッシャー: Devolver Digital

早期アクセスで築いた土台の上に、正式版として新たな遊びが加わった今回のリリース。気になる人は、ストアページの画像や紹介を見て、自分の環境で遊べるかを確かめてから飛び込んでほしい。