早期アクセスを終えた「投票制モノポリー」が完成形へ

3Dボードゲーム『Fortune Avenue』が、Steamで正式リリースされた。2025年4月7日の早期アクセス開始から約1年半を経て、ついに1.0版としての公開となる。開発・販売はBinogure Studio 🐺。価格は¥497(通常¥710から30%オフ、割引は9月25日まで)で、日本語はインターフェース・フルオーディオ・字幕のすべてに対応する13言語がサポートされている。
紹介動画
本作はモノポリーの「土地を買い占めてライバルを破産させる」という骨格をそのままに、物理演算のサイコロやルーレット、そしてオンライン対戦を組み込んだパーティゲームだ。トレーラーで確認できる通り、ボード上を移動しながら都市を買い、資産を増やしていく基本の流れは分かりやすい。
Binogure Studio 🐺
Binogure Studioは、モノポリーを土台にした3Dパーティボードゲーム『Fortune Avenue』を手掛けるインディースタジオ。投票制のルール変化やテーマボードなど、独自の仕掛けを盛り込んだ対戦を作り続けている。
キャラバンを5つ星ホテルへ、世界の都市を買い占める

各マスの都市は、まず「キャラバン」の状態で購入し、そこから1つ星→5つ星ホテルへと段階的に建て替えていく。上の画像はボンベイのマスで、キャラバン10.00K$から5つ星ホテル60.00K$まで6段階の投資先が並び、キャラバンの状態でも通行料(レント)は80.00K$。同じ色のエリアを独占(モノポリー)すればレントは2倍になる仕組みで、どこに資金を集中させるかの判断がそのまま勝敗を左右する。
12ロールごとの投票が、ゲームの姿を作り変える

本作の核となるのが、12回サイコロを振るごとに発生する投票イベントだ。上の画面では「次のターン、サイコロの代わりに1マス後退する」か「1マス前進する」かを全プレイヤーで投票する場面が写っており、こうした選択肢が30種類以上用意されている。1.0版では各ルールに重み付けが加わり、関連するルール同士が組み合わさって出やすくなったことで、投票結果がより意味を持つよう調整されたという。
氷が融け、祝祭が中止になる――8種のテーマボードが表情を変える

ボードそのものも一枚絵ではない。ハロウィン仕様のかぼちゃや墓石が並ぶ盤面(上)や、イースターの卵が転がる盤面(下)など、季節や祝祭をテーマにした8種類のボードが用意されており、対戦のたびに舞台の雰囲気が変わる。

盤面には「融ける氷」や「空港」といった動的な仕掛けも存在し、単に止まったマスの通行料を払うだけでは終わらない。

イベントカードもその一つだ。上の「END OF FESTIVITIES」は、市議会が住民の抗議を受けて祝祭を中止し、対象の都市を選ぶよう求めるカード。祝祭中は収入が増えるだけに、どの都市を狙われるかで局面が大きく動く。

ボンベイやベイジン、香港、タージマハルといった都市が並ぶこの区間のように、盤面は世界各都市の名前を冠したマスで構成されており、サイコロの出目一つで資産状況が刻一刻と変わっていく。
一撃で資産が吹き飛ぶ、この手のジャンルらしい緊張感

上の画面のように、-15,000$という大きなマイナスが一瞬で発生することもある。モノポリー系のボードゲームらしい一撃逆転の緊張感は、オンライン対戦でも健在のようだ。プレイヤー同盟でのP2P接続やSteam Remote Play Togetherにも対応しており、友人同士でも気軽に卓を囲める。
続報や開発の様子は、公式サイトや公式YouTube、Blueskyで発信されている。気になった人は、まずSteamストアページで価格や対応言語を確認しておきたい。








