北へ向かう老人と、一台のミニバン。『Forever Ago』が旅立った

ロードトリップ・アドベンチャー『Forever Ago』が、2026年10月8日にSteamで発売された。開発はThird Shift、パブリッシャーはAnnapurna Interactive。価格は2,070円(発売記念の10%オフ価格、通常2,300円)で、ジャンルはアドベンチャー/インディー。対応OSはWindowsで、シングルプレイ専用だ。

物語の主人公は、悲劇的な出来事をきっかけに、贖罪を求めて北を目指すことになる老人アルフレッド。キーアートでは、夕暮れの焚き火のそばで寛ぐ彼と、愛車のバンが描かれている。旅の静けさと温かさが同時に伝わってくる一枚だ。

砂漠を抜け、道の先にあるものを探す

ゲームの中心は、道中での探索と人との出会い、そして写真撮影。ストアページによれば、カメラを使った撮影は旅の記録であると同時に、パズルを解く手段にもなっている。ハンドルを握るアルフレッドの窓の向こうには、赤い大地とジョシュアツリーが広がる乾いた荒野。旅の序盤を思わせる、のどかで少し寂しい景色だ。

舞台は荒野だけではない。木漏れ日が差す森では、丸太の上でバランスを取りながら渡る二人の若者の姿が見られる。背後には滝も見え、旅の中で出会う風景の多彩さがうかがえるカットだ。

出会いと思い出が、旅を形づくる

本作には、旅先で出会う人々との会話もある。ガレージらしき場所で、アルフレッドが短髪の女性と向き合い、身振りを交えて話しているのがこのシーン。背景にはバンが並び、どんな相談や頼み事が交わされているのか想像が膨らむ。

こちらは、雑貨や菓子が並ぶ売店での一場面。ネオン看板が灯る店内で、黄色いシャツの店員が両手を広げてアルフレッドを迎えている。カボチャが飾られた店内は、旅先の小さな社交場といった趣だ。

草花に覆われた洋館の前には、観覧車と古い大砲。足元には一匹の犬がこちらを見つめている。かつてにぎわったであろう場所が静かに自然へ還りつつある光景で、立ち止まって写真に収めたくなるような情景だ。

夕焼けの崖、そして雪の中へ

ストアの紹介では、アルフレッドにはオードリーという人物との恋の思い出があることも触れられている。紫に染まる夕暮れの崖に、立つ男性と腰を下ろす人物が小さく描かれたこのカットは、そうした記憶や感情の層を感じさせる一枚だ。

旅が北へ進むにつれて景色は一変し、吹雪の中を一人歩くアルフレッドの姿に。灼けた砂漠から雪原まで、道のりそのものが物語の時間経過を語っていそうだ。

日本語対応と、公式の情報窓口

『Forever Ago』は、インターフェース・音声・字幕のすべてが日本語に対応している(全13言語対応)。BGMはClark Aboud氏が手がけ、サウンドトラックは別売りで用意されている。Steamの実績、クラウドセーブ、ファミリー共有にも対応する。

Third Shift

Third Shift

開発: Third Shift / パブリッシャー: Annapurna Interactive

開発元の最新情報は公式サイトのほか、X(@_ThirdShift)、YouTube、Bluesky、Instagram、TikTokで発信されている。購入はSteamストアページから。