令和の世に、35年ぶりの対決が動き出す

TCS.B.Vは2026年9月10日、1990年放送のアニメ『キャッ党忍伝てやんでえ』を題材にした新作ゲームの試遊デモを、東京ゲームショウ2026で世界初公開すると発表した。正式タイトルは『キャッ党忍伝てやんでえ ~復活のニャンキー! やっぱり明日は日本晴れ!』(英題:Samurai Pizza Cats: Blast from the Past!)。開発はオランダのゲームスタジオ「BLAST ZERO」、全世界への配給はアラブ首長国連邦の「Red Dunes Games」が担う。

原作は1990年2月から翌年2月まで放送された全54話のアニメ。今回のゲームは、その放送終了から数えて実に35年越しとなる新展開だ。

総再生100万回、コメント4000件――SNSを駆け巡ったあのトレーラー

紹介動画

話題の発端は、2025年2月に公開された日本語版・英語版のゲームトレーラーだ。公開直後にSNSトレンド1位に駆け上がり、YouTubeでの総再生回数は両バージョン合わせて100万回以上、コメント数も約4,000件に達したという。放送終了から35年を経て舞い戻ってきた3匹の忍びの姿は、当時のファンはもちろん初見の視聴者にも大きな驚きを与えたようだ。

東京ゲームショウ2026、Red Dunes Gamesブースで世界初の試遊

ヤッ太郎・スカシー・プルルンのTGS2026記念イラスト
TGS2026向けに描かれたヤッ太郎・スカシー・プルルンの3人
キャッ党忍伝てやんでえ 3人のイラスト
刀を構える3人衆
ゲーム版キャラクターイラスト
ゲーム版のタッチで描かれた3人

プレイアブルデモは、2026年9月17日から21日まで幕張メッセで開催される東京ゲームショウ2026のRed Dunes Gamesブース(ホール7-N03)にて、世界で初めて披露される。本作の魅力である2Dアクションとプラットフォーム要素を、会場でいち早く体験できる貴重な機会だ。

ヤッ太郎・スカシー・プルルンを操り、エドロポリスの空を駆ける

舞台は原作でおなじみの都市・エドロポリス。プレイヤーはリーダー格のヤッ太郎、俊足のスカシー、そして紅一点のプルルンという3匹を切り替えながら進む2Dアクションで、それぞれ異なる立ち回りを習得していくことになる。屋根瓦の街並みを駆け抜けたり、近未来的な高層ビル群を望む城下町を疾走したりと、往年のセル画アニメそのままの風景がステージとして再現されている点も見どころだ。

敵となるのは、宿敵カラカラ一族。バズーカを構えて宙を舞うプルルンの姿や、巨大な鎧をまとったボスキャラクターとの一戦を思わせるカットも公開されており、原作ファンにはおなじみの白熱したバトルが再現されている様子がうかがえる。ゲームの詳細はSteamのストアページでも確認できる。

新規制作のカットシーンに、オリジナル声優陣が再集結

本作では新規に描き起こされたアニメーションカットシーンも多数収録される予定で、雪山での攻防やボスとの対峙シーンなど、原作さながらの芝居がゲーム内に組み込まれている。

声優陣にも原作からの顔ぶれが再集結している。ヤッ太郎役に山口勝平、スカシー役に山下誠一郎、プルルン役に折笠愛、ナレーションを堀内賢雄が担当するほか、山寺宏一、こおろぎさとみといったメンバーも参加している。

開発はオランダのBLAST ZERO、世界配給はRed Dunes Games

BLAST ZEROロゴ
開発:BLAST ZERO
Red Dunes Gamesロゴ
パブリッシング:Red Dunes Games
Tatsunokoロゴ
原作:タツノコプロ

TCS.B.V

TCS.B.V

TCS.B.Vは、オランダを拠点とするゲームスタジオ『BLAST ZERO』の運営法人。1990年放送のアニメ『キャッ党忍伝てやんでえ』を題材にした新作ゲームの開発を手がけている。

価格や正式な発売時期は、記事執筆時点ではまだ明らかにされていない。まずは東京ゲームショウ2026の会場で、35年ぶりに動き出したヤッ太郎たちの活躍を確かめておきたい。