高校生の「ゲームアカデミー」が幕張メッセに登場

品川学藝高等学校を運営する学校法人三浦学園は、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の協力のもと、東京ゲームショウ2026に出展する。会期は2026年9月17日から21日までの5日間、会場は幕張メッセ。出展先は「ゲームアカデミーコーナー」で、ゲームを学びに変える高校の取り組みと、大学との研究連携の成果がまとめて紹介される。
高校生が一から作った異世界RPGを、Minecraftで体験

ブースの目玉のひとつが、生徒が自作したMinecraft作品を実際にプレイできる体験コーナーだ。「異世界ファンタジー」をテーマにしたオリジナルRPGで、企画から制作、その後の改善までを生徒たち自身が担った一作。会場では大型モニターにプレイ映像が映し出され、来場者が実際にコントローラーを握って世界を歩き回れる形で展示される。
全日制高校で初、eスポーツエデュケーションコースの現場

こうした作品を生み出す土台になっているのが、2023年4月に開設された「eスポーツエデュケーションコース」だ。全日制の高校がゲームを体系的な学習に組み込んだ例としては国内初とされ、約70台のゲーミングPCを備えた専用ルームで学ぶ。授業はゲームのプレイだけにとどまらず、英会話やプログラミング、映像編集なども合わせて習得できる構成になっている。
「太鼓の達人」で視線をデータ化する、慶應SFCとの研究連携

ブースではもうひとつ、大学との共同研究を体感できる展示も用意される。Tobii社のアイトラッカーを使い、「太鼓の達人」をプレイしている最中の視線の動きを計測するというもので、「ゲームをデータから捉える」体験として提供される。これは慶應義塾大学SFCのHuman Performance Laboratoryとの研究成果を踏まえた企画で、遊びの裏側にある身体の動きを可視化する試みだ。
普通科と音楽科、二つの柱で広がるコース

品川学藝高等学校は「ゲームは教育だ」を理念に掲げ、思考力・判断力・表現力や、協働性・リーダーシップを育むことを目指す学校だ。普通科にはeスポーツエデュケーションコースのほか、大学受験と教養(Liberal Arts)を結ぶリベラルアーツコースがあり、音楽科にはバレエ・ミュージカルを専攻するパフォーミングアーツコース、器楽・声楽を専攻するミュージックコースが設けられている。
学校法人三浦学園
学校法人三浦学園は、東京都品川区に品川学藝高等学校を運営する学校法人。1944年設立。「ゲームは教育だ」を理念に掲げ、eスポーツエデュケーションコースをはじめ、大学受験に対応するリベラルアーツコース、バレエ・ミュージカルのパフォーミングアーツコース、器楽・声楽のミュージックコースなど、普通科と音楽科にまたがる多彩なコースを設けている。
気になったら「ゲームアカデミーコーナー」へ
品川学藝高等学校と慶應SFCの出展は、9月17日から21日まで幕張メッセの東京ゲームショウ2026会場内、ゲームアカデミーコーナーで見られる。生徒が手がけたMinecraftの世界と、研究として積み上げられた視線計測のデータ。ゲームの「遊ぶ側」と「学ぶ側」の両方を同じブースで確かめられる、珍しい出展になりそうだ。









