日常にじわりと染み込む怪異。『Resequence: The Orchard』の発売日が決定

クリアレーヴは2026年10月16日、オカルトホラーADV『Resequence: The Orchard』を2026年11月20日にPC(Steam)向けに発売すると発表した。開発・発売ともに同社が手がける。価格は現時点では未定だ。

本作は2025年11月29日の「INDIE Live Expo」でティザーPVとともに披露され、2026年のSteam発売が予告されていた。発表当初からSteamストアページも公開されており、ウィッシュリストの登録が可能だ。最新情報は公式X(@info_resequence)でも案内されている。

紹介動画

精神科医がカウンセラーとして聞く、生徒たちの「おかしな体験」

物語の主人公は、精神科医の斎藤來介。学校のカウンセラーとして働く彼のもとには、怪現象に悩む生徒たちが訪れる。彼らの体験や過去に耳を傾けるうちに、來介は学校に潜む怪異と、妻の失踪の真相に近づいていく。

視点が入れ替わる群像劇スタイルなのが特徴で、選択肢による分岐と複数のエンディングも用意されている。ビジュアル(原画・キャラクターデザイン)はfracoco氏、シナリオはRe,AER氏が担当する。

公開されているスクリーンショットには、夏服の制服姿の少女が扉の向こうからこちらを見上げるカットがある。柔らかな光の差す廊下に、どこか落ち着かない視線。穏やかな風景のなかに不穏さが混じる、本作らしい一枚だ。

病院の廊下らしき場所で、眼鏡の女性がこちらに身をかがめて片目を閉じるカットもある。背後には白衣の人物や点滴スタンドの影がぼやけて並び、にこやかな表情との対比が妙に引っかかる。

何気ない教室も、地下鉄の車内も、少しずつ歪んでいく

教室の場面では、戸惑った表情の男子生徒の隣で、もう一人の生徒が笑顔を見せる。画面左下の立ち絵の少女(白めぐり)は「こういう何気ない日常も、大切な思い出だよね」と語りかけており、ありふれた学校生活の描写が、後に来る異変を際立たせる構図になっていそうだ。

一方、赤い座席の車内でスマホを見つめる乗客たちは、黒く塗りつぶされたような顔をしている。日常の風景がそのまま怪異に置き換わっていく、まさに本作のコンセプトを象徴するような画面だ。

無料体験版はすでに配信中。イベント出展も予定

Steamでは2026年10月9日から無料の体験版が配信されている。想定プレイ時間は約1時間で、本編冒頭の2エピソードを収録。体験版は日本語のみの対応だが、英語と簡体字中国語は後日追加される予定だ。製品版の対応言語は日本語・英語・簡体字中国語とされている(2025年11月の発表時点の情報)。

今後は「Steam Next フェス:2026年10月エディション」(10月20日〜27日)に参加予定。さらに11月8日に秋葉原UDXで開催される「デジゲー博 2026」に初出展し、体験版の試遊や特典配布を行う予定という。

なお、Steamページには暴力、自殺を含む暗いテーマや、心理的に不快な場面などを含む大人向けの内容と記載されている。購入前に体験版と注意書きを確認しておきたい。