返金までが挑戦?異色の登頂アクションがSteamに登場

Cactile Gamesとdofhouseは2026年10月12日、PC向けアクションゲーム『Refund This Game』をSteamで発売した。通常価格は655円で、10月26日までは発売記念の20%オフとなる524円で購入できる。
最大の特徴は、Steamの返金条件をゲームの目標に組み込んでいることだ。プレイヤーは画面上部のタイマーが2時間に達する前に頂上を目指し、時間内にクリアすると専用の実績を獲得できる。ストアページでは、その後も返金可能な状態なら申請して構わないと案内されている。
発売については、開発を担当したdofhouseの公式X投稿でも告知されている。
ポールを壁に突き立て、一気に身体を弾き飛ばす

本作は、『Getting Over It with Bennett Foddy』のように失敗による大幅な後退を乗り越えながら上を目指す、一人称視点の3Dプラットフォームゲームだ。
移動の要となるのは、画面手前に伸びる一本のポール。壁などへ先端を固定し、ポールをしならせて放すことで、プレイヤー自身を前方や上方へ勢いよく射出する。操作を誤れば、それまで登ってきた場所から一気に落下する可能性もある。
スクリーンショットでは、緑色の球体や宙に浮かぶ足場、巨大なディスクが並ぶ空間を、残り時間を意識しながら進む様子を確認できる。物理挙動を利用して大きく跳ぶ爽快感と、一手の失敗が長時間の進行を奪う緊張感が同居した作りだ。
頼れるチェックポイントは、たったひとつ

道中で利用できるチェックポイントはひとつだけ。設置後に回収し、別の場所へ置き直すことはできるため、どこを安全地点に選ぶかも攻略の一部となる。
画像では、チェス盤状の足場にピンク色の旗が立ち、巨大なナイトの駒や黒い球体が周囲を塞いでいる。画面上のタイマーはすでに1時間49分を超えており、制限時間が迫るなかで次の一手を選ぶ焦りが伝わってくる。
巨大コインに猫、レトロPC――登るほど濃くなる90年代風サイバー空間

舞台となるのは、ネオンカラーとレトロなデジタル機器が入り交じるサイバー空間だ。巨大なコインが浮かぶ区画では、細い柱や階段状の足場を渡りながら、さらに高い場所を目指していく。

別の場面には、空中をうねる赤いレール、鋭い山形のオブジェクト、猫の像、旧式のコンピューターらしき巨大な機械が登場。統一感をあえて崩したような奇妙な景観が、登頂ルートの先を見たくなる動機にもなっている。
ゲームには1990年代を意識したジャングル系サウンドトラックも収録。長時間の進行を失った場面では気持ちを落ち着かせ、速度に乗った場面ではプレイを盛り上げる音楽として制作されている。

巨大なフロッピーディスクを足場にする場面など、懐かしい機器を極端な大きさで配置したステージも確認できる。タイマーの表示とポールの先端を見比べながら、次に引っかける位置を慎重に定める必要がありそうだ。
返金は自動ではない。挑戦前に条件の確認を
『Refund This Game』には、2時間以内の登頂を証明する実績のほか、購入を維持したプレイヤー同士でタイムを競えるオンラインランキングも用意されている。ストアページでは、秘密の最終チャレンジ区画の存在も示唆されている。
ただし、ゲームをクリアしても購入代金が自動的に戻るわけではない。Steamの通常の返金は、購入から14日以内かつプレイ時間が2時間未満であることが基本条件となり、利用者自身による申請と審査が必要だ。また、Valveは無料でゲームを遊ぶための返金利用を不正使用とみなす場合があるとしている。
タイトルからルール、タイマー、実績まで、Steamの返金制度を丸ごとゲームデザインに変えた本作。腕に自信がある人は、返金条件とプレイ時間をよく確認したうえで、2時間以内の登頂へ挑戦してみてはいかがだろうか。










