一年の静けさを破って届いた、次回作『OVERSEEKER』

元フロム・ソフトウェアの開発者として知られるHytacka氏が、新作『OVERSEEKER』を発表した。発表はHytacka氏の公式X(@hytacka)で行われ、約9分20秒におよぶストーリートレーラーも公開されている。

前作にあたる『Rise of Rebellion 地罰上らば竜の降る』の発売から約1年。同作は2025年4月21日にSteamで発売され、講談社クリエイターズラボがパブリッシングを担当した。発売週の売上は目標を大きく下回ったと報じられ、Hytacka氏は同作のサポートを最小限にとどめて次回作へ移る意向を示していた。今回の発表は、その言葉どおり動き出した次の一手にあたる。

約9分20秒、会話劇で物語を匂わせるトレーラー

紹介動画

公開されたストーリートレーラーは、戦闘の見せ場よりも会話シーンが中心の構成だ。登場人物たちの言葉の応酬を通じて、物語の輪郭をうかがわせる内容になっている。

映像では、主人公格とみられるヒートが、妹であり殺し屋でもあるアイビーと対峙する。アイビーはキーガンという人物を手にかけているような様子も描かれ、重苦しい緊張が漂う。終盤には神父や「塔」、姉妹を探すという台詞が登場し、タイトルの「SEEKER(探す者)」を思わせる探索の物語であることを感じさせる。ただし、これらがゲーム全体の中でどんな位置づけなのかは、現時点では分からない。

前作の世界観を知っておくと見えてくるもの

『OVERSEEKER』の画面写真は、今回のトレーラー以外では確認できていない。参考として、同じ開発者の前作『Rise of Rebellion 地罰上らば竜の降る』のゲーム画面を紹介する。竜の彫像がそびえる岩山や、ゴシック調の大聖堂を舞台にした剣戟アクションで、Hytacka氏が得意とするダークファンタジーの作風がうかがえる。

※上記の画像はいずれも前作のものであり、『OVERSEEKER』の画面ではない。

制作体制と、AIツールの活用

発表された制作体制は次のとおり。Hytacka氏がディレクションとゲームデザイン、共同脚本を担当する。プログラミングはMitsunagi氏、原案・シネマティックアドバイザー・共同脚本は西部湯瓜氏が務める。

また、音楽にはSuno、ボイスにはElevenLabs、ロゴ案にはChatGPTを使用したことも明かされている。少人数でも作品の厚みを出すため、生成AIツールを制作に取り入れた形だ。

未公開の情報と、これからの注目点

ジャンル、発売日、対応プラットフォームはいずれも未公開で、価格などの情報も出ていない。まずはトレーラーを観て世界観を確かめ、続報はHytacka氏の公式Xで追っていくのがよさそうだ。