ウルヴァリンの牙が、ついに解き放たれる

Insomniac Gamesが開発するPlayStation 5専用ソフト『Marvel’s Wolverine』が、2026年9月15日に発売された。発売元はソニー・インタラクティブエンタテインメント。1人用のアクションゲームで、レーティングはCERO Z(18才以上のみ対象)となっている。

価格はパッケージ版・ダウンロード版スタンダードエディションがともに8,980円(税込)、ダウンロード版デラックスエディションが9,980円(税込)。詳細は公式サイト、購入はPS Storeで確認できる。

発売を記念して公式サイトでは、開発陣へのインタビューが公開された。クリエイティブディレクターのMarcus Smith氏、ゲームディレクターのMike Daly氏、シニアアートディレクターのGrant Hollis氏、シニアアニメーションディレクターのBrian Wyser氏、ナラティブディレクターのWalt Williams氏という5名が、それぞれの立場からウルヴァリンという主人公の作り方を語っている。

爪と怒り、どこまで「地に足をつけるか」という設計思想

Smith氏とDaly氏が語るのは、同じInsomniac Gamesが手がけたピーター・パーカーやマイルズ・モラレスとは根本的に異なる主人公像だ。スパイダーマンたちが街を飛び回るヒーローだったのに対し、ローガンには「地に足の着いた体験」が求められたという。爪を突き立て、殴り、切り裂く――その戦闘システム自体が、ウルヴァリンというキャラクターの本質を体現する仕掛けとして設計されている。

黄色と黒に込めた「バトル・リボーンスーツ」の美学

シニアアートディレクターのGrant Hollis氏が担当したビジュアル面では、コミック原作の歴代デザインに敬意を払いながら、実戦向けの装備を思わせるディテールを盛り込んだ「バトル・リボーンスーツ」が紹介されている。トレードマークである黄色と黒の配色は今作でも一貫して守られており、原作ファンにも馴染みやすい仕上がりになっているという。

セイバートゥース、ミスティーク、ジーン・グレイ――関係性が戦いを動かす

ナラティブディレクターのWalt Williams氏は、物語の軸になる人間関係についても語っている。宿敵セイバートゥース、変幻自在のミスティーク、そしてジーン・グレイという顔ぶれを通じて、ローガンを取り巻く複雑な感情の縺れを描き出す構成だ。敵側として立ちはだかる「リーヴァーズ」や「ハンド」も、ウルヴァリンの再生能力や戦闘力に真っ向から対抗しうる存在として設定されている。

ローガン役を演じる俳優リアム・マッキンタイアの演技についても言及があり、ミュータントが迫害される世界で燃える怒りと、その奥にある優しさの両面を表現することが目指されたという。

「獣」としての説得力を生むアニメーション

シニアアニメーションディレクターのBrian Wyser氏が担当したのは、野性味あふれる動きの表現だ。単なる格闘技の型に留まらず、獣のような構えや荒々しい身のこなしを通じて、様々な戦闘術を習得してきた存在としての説得力を持たせることに注力したという。

ローンチトレーラーで戦いの一端を見る

紹介動画

発売にあわせて公開されたローンチトレーラーでは、爪を武器にした近接戦闘の一端を確認できる。開発者インタビューで語られた「地に足の着いた」戦闘表現が、実際の映像でどう表現されているかを見比べてみるのも面白い。

まとめ

『Marvel’s Wolverine』は本日発売、PlayStation 5向けにパッケージ版・ダウンロード版ともに展開中だ。開発者インタビューで語られたキャラクター設計の裏側を踏まえたうえで、実際にローガンの爪と怒りを体感してみてほしい。