発売から約2か月で25万本。『ほの暮しの庭』が新たな節目へ

日本一ソフトウェアは、『ほの暮しの庭』の国内累計販売本数が25万本を突破したと、公式Xアカウントで発表した。7月末の発売以降、10万本、15万本、20万本と節目を重ねてきた本作が、また一つ数字を伸ばした形だ。

『ほの暮しの庭』は、『夜廻』シリーズのスタッフが手がけるスローライフ系の暮らしシミュレーション。舞台は山あいにひっそり佇む日本の村で、農作業や家畜の世話、釣りや狩りといった営みを楽しめる。一方で、夜になると空気が一変する不気味さも持ち合わせているのが特徴だ。詳細は公式サイトやSteamストアページで確認できる。

畑を耕し、動物と暮らす。手ざわりのある日々

画面を斜め上から見下ろす視点で描かれる村は、まるで一枚の絵のような美しさだ。畑にはカブやキャベツが並び、柵の内側では牛や羊、黒い動物たちが思い思いに過ごしている。主人公が作物を収穫する場面には、日々の暮らしを一つずつ積み重ねていく楽しさが詰まっている。

暮らしの舞台は畑だけではない。苔むした石壁に囲まれた薄暗い場所で、主人公がツルハシのような道具を振るい、岩や鉱石を掘り出す場面も見られる。明るい畑仕事とは対照的な静かな緊張感があり、村の外側にも探索の余地が広がっていることを感じさせる。

村人との会話が、暮らしに温度を与える

食事処のような店内では、村人のコマコが「今日持ってきた山菜は、朝早くからヨウちゃんと採ったんだ」と語りかけている。立ち絵と、見下ろし視点のミニキャラが同時に映る演出で、住人たちの表情や人柄がよく伝わってくる。土地の恵みを分け合う何気ないやりとりこそ、村の空気をつくる大切な要素だろう。

季節の移ろいと、村の行事

紅葉した木々や銀杏の黄色に彩られた秋の集落は、瓦屋根の古い家並みと相まって、思わず足を止めたくなる風景だ。落ち葉が舞う路地を歩くだけでも、季節の移ろいを肌で感じられる。

桜の咲く春の場面では、広場にテントが並び、囲いの中に牛がいる「家畜品評会」のような催しが開かれている。トロフィーの並ぶ受付や、帽子をそろえたスタッフの姿からは、村ぐるみの行事の賑わいが伝わってくる。こうした催しが、日々の暮らしに彩りを添えてくれる。

静かに広がる、村の暮らし

25万本という数字は、派手な宣伝だけでなく、遊んだ人の口コミがじわじわと広がってきた結果ともいえる。のどかな暮らしの奥に潜む夜の気配を含め、まだ触れていない人は、公式サイトで対応機種や購入方法を確認してみてほしい。