歪んだ童話の舞台が幕を上げる、『ニエンタム オプス・ゼロ』正式版

韓国のインディー開発会社QueseraGamesが手がける2Dリズムアクション『ニエンタム オプス・ゼロ(Nientum - Op.ZERO)』が、2026年10月14日にSteamで正式版(Ver 1.0)として公開された。2025年11月24日に始まった早期アクセスを経ての正式リリースで、早期アクセス中のSteam評価は約98%の好評率を保っていた。

開発元のQueseraGamesは、リズムゲーム『KALPA』シリーズで知られるスタジオだ。本作は演劇とミュージカルを織り交ぜた世界観が特徴で、記憶を失った二人の演者、アレフとリオラが主人公となる。オズの魔法使いやシンデレラ、アーサー王伝説といった誰もが知る物語を、「歪んだミュージカル」として再解釈していく。

正式版で何が増えた? ストーリー完結と20曲の追加

正式版の最大のポイントは、物語が最後まで描かれることだ。早期アクセス版ではストーリーの約半分を収録していたが、今回チャプター6〜10が追加され、ストーリーモードが完結した。

音楽面でもボリュームアップしている。フリープレイ曲が20曲増えて計30曲となり、収集物を見返せる「コレクション」機能も加わった。ストーリー楽曲にはHard難易度が用意され、場面を飛ばせるシーンスキップも実装されている。

物語の舞台には、時計塔と硝子の靴が象徴的に描かれたシンデレラ調の場面も用意されている。童話の定番をなぞるだけでなく、どこかねじれた舞台として見せるのが本作の持ち味だ。

舞台裏を走り、舞台上で奏でる2フェーズの進行

紹介動画

操作は2キーで、舞台裏の移動と、舞台上でのノーツ演奏という2つのフェーズで進行する。走って仕掛けをくぐり抜けた先で、音楽に合わせて舞台を整えていく構成だ。

画面写真では、荒波を描いた絵画風の背景の中、小舟に乗った主人公が宝石型のノーツやきらめく星を拾いながら進む様子が確認できる。場面ごとに大きく雰囲気が変わるのも見どころだ。

こちらは、巨大な仕掛け時計を背にした舞台の一幕。歯車や楽譜の意匠が重なり、劇場そのものが奏でられているような画作りになっている。

一方で、モノクロームの茨と砕けた硝子に包まれた暗い場面も存在する。明るいミュージカルの裏側に潜む影が、緊張感のある演出で描かれる。

豪華な声優陣と国内外20組のアーティスト

声優陣は、アレフを安済知佳さん、リオラを高田憂希さん、モードレッドを子安武人さんが担当する。

楽曲にはKagetora.、Halv、seatrus、Sakuzyo、Team Grimoireなど、国内外20組のアーティストが参加している。ジャンルの異なる楽曲が、童話ごとの舞台を彩る形だ。

価格と対応機種、そしてスマホ版の予定

Steam版の価格は2,200円。正式リリースを記念して、10月28日までは20%オフの1,760円で購入できる。

スマートフォン版については、Android版は導入チャプターを無料でプレイでき、iOS版は後日のリリース予定とされている。最新情報は公式Xや公式Discordで案内されるので、気になる人はチェックしておきたい。