深夜の最終地下鉄、最後の判断を任される

Kura Gamesが開発・販売するPC向けホラーシミュレーション『Next Station is…』が、2026年10月27日に発売される。舞台は、深夜に走る最後の地下鉄。プレイヤーは運転手となり、各駅のホームと乗客を確認して、ドアを開けるか、その駅を通過するかを判断する。

一見すると、いつも通りの駅。しかし、そこにいる乗客や周囲の環境が本当に正常とは限らない。安全だと判断すればドアを開き、何かがおかしいと感じたら通過する。この単純な二択が、列車と乗客の行方を左右する。

Steamストアページでは、ウィッシュリストへの登録を受け付けている。記事執筆時点では販売価格は表示されていない。

窓の外と監視カメラ、二つの視点で違和感を探す

駅の様子は、運転席の窓だけでなく、列車に設置された監視カメラからも確認できる。スクリーンショットには、暗いホームに立つ男性を運転席から見つめる場面や、砂嵐を映す小型モニター、ドアの操作に使われると思われる赤いボタンが収められている。

プレイヤーが探すのは、不自然な乗客、怪しい行動、環境の変化など、普段の駅にはない異変だ。露骨に危険なものだけでなく、立ち方や位置、周囲とのわずかな食い違いまで注意深く観察する必要がありそうだ。

ホームにいる人物へ近づけば、その表情や服装も細かく確認できる。ただし、人がそこにいるというだけでは、安全か異常かは判断できない。暗い照明と粗い質感で描かれた画面は、何でもない乗客まで疑わしく見せる。

開けても、通過しても、その判断には結果が残る

監視カメラの画面では、ホームに立つ人物やベンチに座る乗客を別の角度から調べられる。限られた視野を切り替えながら、一人ひとりの様子や駅全体の変化を見落とさないことが重要になる。

異変を見逃してドアを開ければ、本来乗せるべきではない何かが列車へ入り込み、乗車中の人々を危険にさらす可能性がある。一方、慎重になりすぎて問題のない乗客まで何度も置き去りにすると、雇用主から目をつけられる。すべての駅を通過すれば安全というわけではなく、正常と異常を見分けること自体が求められる仕組みだ。

ベンチに並ぶ乗客の姿も、注意深く見ればそれぞれ服装や姿勢が異なる。誰が普通の乗客で、どこからが見過ごせない異変なのか。ドアを開ける前の観察が、その後の車内の状況にも影響する。

レトロな画面が、見間違いへの不安を強める

運転台には複数のモニターと操作機器が並び、画面には「STATION 1」と「01:32」の表示も確認できる。整然とした鉄道設備に、低解像度風の3Dグラフィックと暗い照明が重なり、正常な風景と異変との境界を曖昧にしている。

Steamでは、本作をシングルプレイ対応のインディー/シミュレーション作品として掲載。日本語を含む13言語のインターフェースと字幕に対応する予定だ。開発者による注意書きでは、心理的恐怖、突然の驚かせる表現、血や遺体が描かれる場合があることも案内されている。

最低動作環境はWindows 10 64-bit、メモリ8GB、GeForce GTX 1050 TiまたはRadeon RX 560相当で、必要ストレージは2GB。Steam Deckへの対応状況は、記事執筆時点で未確認となっている。

また、無料体験版『Next Station is… Demo』のSteamページも公開中。配信時期は2026年10月予定とされている。暗いホームに潜む違和感を自分の目で確かめたい人は、製品版とあわせて動向を確認しておきたい。