「カスのコーヒートーク」構想から生まれた短編ADV、9月10日に発売決定

Granité Works(グラニテワークス)が開発・パブリッシングを手がける短編会話アドベンチャー『Living on Plain Pasta』が、2026年9月10日に発売されることが決定した。荒れ果てた部屋で酒瓶に囲まれながら暮らす“酒カス先輩”のもとに通い、一夏を共に過ごす物語だ。「生活が破綻した人物と過ごす会話劇」というコンセプトが話題を呼んでいたタイトルで、今回発売日が正式に確定した形になる。対応プラットフォームはSteamで、WindowsおよびmacOS向けに配信される。
冷蔵庫の乏しい食材で、先輩の無茶振りに応える料理システム

ゲームの舞台となるのは、先輩の部屋。「じゃあ、ご飯を作ってもらおうかな?ウチに材料なんてほとんどないけど」という一言から、プレイヤーの奮闘が始まる。まともな食材がほとんど残っていない台所を漁り、あるものだけでどうにか一皿を仕上げるのが本作の核となるシステムだ。

食材は3~4種類の候補からその都度2つを選ぶ形式で、「キッチンの中では比較的新しい」パスタ、「3年前からあるしょうゆ」、「冷蔵庫の奥から発見した」マヨネーズなど、どれも一癖ある品ぞろえ。今回のように「美味しいカルボナーラを頼むよ」とリクエストされても、応えられる材料が揃っているとは限らない。
変な料理も味のうち。反応ひとつで空気が変わる

しょうゆだけで仕上げた「素パスタ(しょうゆ味)」を出せば、先輩から「カルボナーラ……無理だったか……」と苦笑い交じりの返しが飛んでくる。作った料理の中身によって、先輩の反応や続く会話の空気が変化していく仕組みだ。

中には「麻婆みかん」のように、名前を見ただけで身構えてしまう料理も登場する。「キミはそれを人に食わせるのか!?」という先輩の反応も含めて、食材の乏しさをネタに変えるユーモラスな会話が本作の持ち味だ。プレイヤーの選択次第で先輩との関係性やエンディング後の余韻も変わり、マルチエンディングにも対応する。
深夜の街を巡りながら過ごす、8日間の物語

部屋での食事シーンだけでなく、コンビニやゲームセンター、コインランドリー、海など、真夜中の街に繰り出すイベントも用意されている。「深夜のコンビニから出てくる人の人生を勝手に予想するゲーム」のような、他愛のない遊びに付き合わされる場面もその一つだ。物語は8日間の構成で、平均プレイ時間は約1時間、イベントやエンディングを一通り回収する場合は約3時間程度が目安となる。
限られた材料で誰かのリクエストに応えるか、開き直って別の料理を作るか。そんな小さな選択の積み重ねが、少し変わった一夏の記憶を形作っていく。夏の空気感を表現したドット絵のグラフィックも本作の魅力の一つだ。気になった人はSteamストアページをチェックし、続報はGranité Works公式Xで確認しておきたい。









