USEN-NEXT HDの2026年8月期 第3四半期決算説明資料について、主要KPIとスライドの要点を整理した。数値・画像は発表元の公開資料に基づく。
## 決算サマリー
3Q累計 連結業績
売上高
3,323.2億円
前年同期比 +17%
通期予想進捗 78%
営業利益
252.3億円
前年同期比 +4%
通期予想進捗 75%
親会社株主帰属純利益
129.2億円
前年同期比 -5%
通期予想進捗 70%
EBITDA
357.4億円
前年同期比 +9%
通期予想進捗 77%
主要KPI
課金ユーザー数
522万人
前年同期比 +49万人
ROE(LTM)
17.8%
FY2025 20.5%
## スライド全ページ
P1資料内の区切りページ。前後のページとあわせて確認したい。
P2資料内の区切りページ。前後のページとあわせて確認したい。
P3資料内の区切りページ。前後のページとあわせて確認したい。
P49ヶ月累計で売上高・営業利益が過去最高。エネルギーと改刷需要を除く補正営業利益は前年対比20%成長で、3Qからカラオケ事業も連結に加わった。
P53Q累計は売上高332,320百万円(進捗78%)、営業利益25,233百万円(進捗75%)で、通期予想に対し順調な進捗となっている。
P6売上高は332,320百万円(+48,881)と17%増、営業利益は25,233百万円(+1,026)と4%増。経常利益以下は-223などで微減益となった。
P7通信・エネルギーの営業利益進捗は56%と低めな一方、金融・不動産・グローバルは進捗126%で、予想を大きく上回って推移している。
P8コンテンツ配信は売上高+12,624、営業利益+1,253と増収増益。通信・エネルギーは売上高+25,062も、営業利益は-109と微減となった。
P9エネルギー事業と改刷需要を補正した営業利益は18,396百万円から22,099百万円へ、+20%の伸びとなっている。
P103Q累計の売上高は332,320百万円でYoY +17%、営業利益は25,233百万円でYoY +4%。累計営業利益率は7.6%に低下した。
P11販管費は3Q単独で28,880百万円、YoY +14%、QoQ +17%。カラオケ事業の取込や代理店手数料で増えたが、販管費率は24.2%にとどまる。
P12親会社株主に帰属する当期純利益は3Q累計で12,920百万円、YoY -5%、QoQ -43%。四半期では弱含んだが累計は横ばいと整理している。
P13自己資本比率は31.9%で前期末比-6pt。有利子負債が+300億円の988億円に増え、M&A向けに財務レバレッジを活用している姿です。
P14営業CFは31,979百万円(+14,045)と大幅増。一方で投資CFは-36,686百万円、財務CFは+26,729百万円で、M&Aを借入で賄う構図です。
P15投資CFは子会社株式の取得で-17,517百万円と支出が膨らみ、財務CFは社債発行で+20,000百万円を調達しています。
P16資料内の区切りページ。前後のページとあわせて確認したい。
P17BtoCのユーザー数は522万人、BtoBは店舗数86万・施設数3万。動画配信と店舗・施設向けソリューションの二本柱だとわかります。
P18コンテンツ配信は大幅な増収増益、店舗・施設は増収で利益横ばい、通信・エネルギーはQoQで減益。事業ごとに明暗が分かれています。
P19コンテンツ配信の売上高はYoY+13%、営業利益はYoY+16%。営業利益率は8.4%と、前期の7.5%から改善しています。
P20課金ユーザーは5.22百万人に到達し、YoYで49万人(+10%)、QoQで7万人(+1%)の純増。通期計画も達成しました。
P21広告販促費は3,190百万円でYoY-6.5%。売上高比率は8.6%とYoY-1.9ptで、増収基調の中で減少トレンドが続いています。
P22ARRは124,593百万円で、YoY+135億円(+12%)、QoQ+13億円(+1%)。課金ユーザーの増加に合わせて着実に積み上がっています。
P23店舗・施設ソリューションの売上高はYoY+5%、営業利益はYoY-2%の13,059百万円。利益率は17.0%で、利益は横ばい圏です。
P24店舗ソリューションは、3Q売上高19,728百万円に対し粗利益10,072百万円。粗利率は51.1%と、前期の54.2%から低下しています。
P25店舗ソリューションの契約件数は1,276千件。YoYで+10万件(+8%)、QoQで+3.0万件(+2%)と堅調に積み上がっている。
P26主力3商材の契約件数は274千件で、YoY +4万件(+18%)、QoQ +1.3万件(+5%)。カメラ126千件、Wi-Fi118千件が牽引。
P27主力3商材のARRは13,412百万円。YoY +18億円(+16%)、QoQ +6億円(+4%)と、契約件数に連動して着実に成長している。
P283Qの売上は4,946百万円で、内訳はリカーリング1,850百万円、フロー3,095百万円。粗利率はリカーリング76%、フロー48%。
P29カラオケは3Qから連結開始(2ヶ月取込)。売上4,575百万円、売上総利益2,755百万円(粗利率60%)、営業利益154百万円(3%)。
P30通信・エネルギー事業の売上は137,939百万円でYoY +22%。営業利益は8,644百万円でYoY ▲1%、QoQ ▲60%、営業利益率6.3%。
P31法人向けICTは売上23,795百万円でYoY +16%、営業利益3,555百万円でYoY +13%。営業利益率は14.9%で増収増益を維持。
P32法人向けICTのARRは30,994百万円。YoY +40億円(+15%)、QoQ +12億円(+4%)と、リカーリング売上の拡大に伴い着実に増加。
P33店舗・個人向け光回線は売上15,831百万円でYoY +17%、営業利益1,029百万円でYoY +25%。営業利益率は6.5%。
P34光回線の契約件数は388千件。YoY +5万件(+15%)、QoQ +2万件(+4%)で、店舗向け332千件に対し個人向けは56千件。
P35エネルギーは売上82,092百万円でYoY +26%だが、営業利益3,134百万円はYoY ▲26%。中東問題による電源調達コスト高騰が響いた。
P36エネルギー契約件数は高圧16.9千件でYoY +23%、低圧217.0千件でYoY +49%。低圧は引っ越しシーズンの家庭向け獲得が大きく増加。
P37金融・不動産・グローバル事業の売上高は16,523百万円でYoY +106%、営業利益は1,758百万円でYoY +44%、営業利益率は10.6%でした。
P38売上はキャッシュレス決済33%が最大ですが、営業利益は不動産向け通信50%と家賃保証35%で85%を占め、利益面ではまだ偏りがあります。
P39主力3商材の契約件数は448千件で、YoYは+4.6万件(+12%)、QoQは+1.3万件(+3%)と、Wi-Fi・保険・家賃保証すべてが積み上がっています。
P40キャッシュレス決済GMVは351,617百万円となり、前四半期の272,224百万円、前年同期の284,413百万円をいずれも上回りました。
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P422026年6月26日にTBSホールディングスと資本業務提携を結び、7月3日に宇野氏から6.45%の株式を譲り受ける決済を完了しました。
P432026年6月1日付でアニメ制作のGoHandsの発行済株式100%を取得し、自社IPのアニメ化まで手がける収益の多層化を狙います。
P44グループ施工会社を統合し、売上規模150億円(グループ内受注含む)から年率5〜10%の安定成長を目指す方針です。
P452026年8月期上期の電力は固定料金メニューと市場連動メニューが各50%で、固定料金側はJEPX調達の価格変動で粗利が上下します。
P46JEPX取引価格は2026/06に15.10円まで上昇し、2026/07は12.98円(7/1〜7/12平均)と下落、上期平均11.02円は上回っています。
P47各セグメントの特徴と成長戦略を整理した再掲ページで、コンテンツ配信では毎月1,200円分のポイント付与によるHigh ARPUを挙げています。
P48資料内の区切りページ。前後のページとあわせて確認したい。
P49FY2026業績予想では、コンテンツ配信のユーザー年間純増を+21万(U-NEXT+27万、旧Paravi▲6万)と見込み、自動精算機の反動減は売上高▲43億・利益▲16億と試算している。
P50EPS(LTM)は3Qで98.4円、のれん調整後は118.2円。調整後は前年同期比+12.0円だが、前四半期比では▲5.3円と減益に連動して低下した。
P51連結総資産は前期末の259,782百万円から335,458百万円へ+75,676百万円。現預金は+22,840百万円、固定負債は+33,022百万円と、借入調達とM&Aで膨らんだ。
P52ROE(LTM)はFY2025の20.5%から17.8%へ低下。売上高当期純利益率が4.7%から4.0%に下がったことが主因で、財務レバレッジは2.7倍から2.9倍に上昇した。
P53M&A資金調達で、グロスレバレッジレシオは1.6倍から2.1倍、グロスD/Eレシオは0.7倍から0.9倍へ上昇。ネットでは0.4倍・0.2倍と低水準を保っている。
P54FY26/08予想のROEは17.6%(FY25は20.5%)、ROICは11.7%、WACCは4.9%。EVAスプレッドは6.8%で、FY25の8.3%から縮小する見通し。
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## 編集部の視点
9ヶ月累計で売上高・営業利益ともに過去最高を更新し、予想に対する進捗も売上78%・営業利益75%と順調です(P3〜P5)。ただ営業利益の伸びは+4%にとどまり、利益率は8.5%から7.6%へ低下しました。中東問題によるエネルギーの電源調達コスト高が主因で、補正営業利益では+20%成長とされています(P3・P35)。コンテンツ配信は課金ユーザー522万人、営業利益率8.4%と堅調です(P19・P20)。一方、エクシング(カラオケ)取得などM&Aを借入と社債で賄い、EBITDA-CAPEXは-30億円、自己資本比率は31.9%に低下しました(P4・P13)。成長投資の回収と、エネルギー市況の落ち着きが今後の見どころです。
本記事はUSEN-NEXT HDが公開した決算説明資料を基に、公開情報を要約・整理したものです。特定の金融商品の売買を推奨するものではなく、投資助言ではありません。文責:山口修平(Quest Board編集責任者)。