ケイブの2027年5月期 第1四半期 決算補足資料について、主要KPIとスライドの要点を整理した。数値・画像は発表元の公開資料に基づく。
## 決算サマリー
第1四半期実績(2026年6〜8月)
売上高
26.9億円
前年同期比 +2.3%
通期予想進捗率 25.6%
営業利益
5.6億円
前年同期 △5.7億円(黒字転換)
通期予想進捗率 38.3%
経常利益
9.1億円
前年同期 △3.9億円(黒字転換)
通期予想進捗率 58.6%
純利益
6.6億円
前年同期 △2.9億円(黒字転換)
通期予想進捗率 55.0%
収益性・財務
売上総利益率
46.9%
売上総利益(前年同期差) +8.2億円
## スライド全ページ
P1資料内の区切りページ。前後のページとあわせて確認したい。
P2投資家の「ゲーム会社は業績の変動が大きい」という懸念に対し、まず今期は安定した業績を示して信頼回復に努めると経営陣が表明した。
P3資料内の区切りページ。前後のページとあわせて確認したい。
P4資料内の区切りページ。前後のページとあわせて確認したい。
P5業績の振れと予想の非開示で株価は下落し、今期予想PERは3.7倍と業種中央値14.3倍を下回る。7月の予想開示後は+18%と反応した。
P6期初の通期予想開示や不採算タイトルの整理完了、AI活用、事業管理チーム発足により、見通しにくかった収益の予見性を高める狙いだ。
P7資料内の区切りページ。前後のページとあわせて確認したい。
P8売上高は12,274、13,969、12,002百万円と推移し、2027年5月期予想は10,500百万円、営業利益率13.8%。1Q実績の営業利益率は20.7%と予想を上回った。
P9売上高は2,687百万円で前年同期比+2.3%、営業利益は555百万円と黒字転換し、通期予想1,450百万円に対する進捗率は38.3%に達した。
P10売上高の進捗率25.6%に対し、営業利益38.3%、経常利益58.6%、純利益55.0%と利益面が先行し、通期予想に対して順調に進んでいる。
P11各年とも第1四半期の売上高が最も小さく、第3四半期は周年イベント、第4四半期は正月商戦で3,000百万円台に伸びる季節性がある。
P12第1四半期のコア営業利益は約6.3億円(営業利益5.5億円+研究開発費0.8億円)で、通期見込み約17.5億円に対し順調に進んでいる。
P13今期は期初に通期予想を開示し、決算説明動画・個人向け説明会・IRメディアへの露出を年12回以上に増やして投資家との対話を強化する計画です。
P14資料内の区切りページ。前後のページとあわせて確認したい。
P152027年5月期予想は黒字回復の見込みで、2年以内に営業利益20億円超を目指し、主力タイトルの安定収益とコスト管理を軸に据えます。
P16ヒット率を上げる施策と挑戦本数を増やす施策を掛け合わせ、既存IP活用とAI活用で低リスク・低コストの開発を進め、グローバルにも展開します。
P17AIはゲーム開発と開発業務の効率化に使い、世界観設定やキャラ原案、品質評価、権利リスク回避は人間が担う方針を示しています。
P18資料内の区切りページ。前後のページとあわせて確認したい。
P19第1四半期は売上高2,687百万円(+59百万円)、営業利益555百万円(+1,121百万円)、EBITDA586百万円(+1,096百万円)と大幅に改善しました。
P20売上高は前年同期比+2.3%の2,687百万円で、営業利益は前期の401百万円から555百万円へ伸び、第1四半期として最高となり黒字転換しました。
P211Q販管費は704百万円(前年同期比△29.8%)まで縮小し、代金回収手数料は301百万円から151百万円へ、広告費も188百万円から91百万円へ減りました。
P22自社パブリッシングゲームではプラットフォーム手数料(通常30%)が販管費に、IP使用料は売上原価に計上されるという費用の仕組みを説明しています。
P23純資産は4,287百万円(+642)に増え、負債合計は△1,003百万円の4,758百万円となり、自己資本比率は27.3%から35.5%(+8.2pt)に改善しました。
P24EBITDAは2026年5月期1Qの△509百万円から、2027年5月期1Qは586百万円へ回復し、前四半期の439百万円からもさらに伸びています。
P25経常利益は2027年5月期1Qが908百万円で、四半期として過去最大です。直前の2026年5月期4Qの316百万円からさらに伸びています。
P26親会社株主に帰属する純利益は、2027年5月期1Qが659百万円、直前の4Qが607百万円です。でらゲー買収後の四半期では単体で最大の利益を更新中です。
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P28東方幻想エクリプスは夏シーズンに水着姿の新キャラが登場しました。メインストーリー第三部の公開や、連動コンテンツ「再想録」の実装も行っています。
P292015年4月配信の長寿タイトルで、夏の大型イベント「ミッドサマーメモリーズ」を開催しました。7月18日にはファンミーティングも実施しています。
P30「リファインプロジェクト」第一弾として、新約・怒首領蜂大復活を2026年8月27日にSteamで配信しました。最大10人対戦のロワイヤルモードと6面が加わっています。
P31モンスターストライクはMAUが前年同期を下回ったものの、人気IPとのコラボで課金率とARPPUが上がり、ARPUは前年同期を上回って増収となりました。
P32キングダム乱は2026年8月に8.5周年を迎えました。Web Storeの課金額に占める利用比率は安定して50%を超え、プラットフォーム手数料の削減に効いています。
P33遊技機開発事業では、ぱちんこをアニメ版権等で年間10タイトル以上、パチスロを5タイトル以上開発中です。企画から制御まで一貫して手掛けています。
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## 編集部の視点
売上は前年同期比+2.3%と横ばい圏ながら、営業利益5.6億円・営業利益率20.7%と、通期予想の営業利益率13.8%(P8)を大きく上回る立ち上がりです。要因は販管費の29.8%減(P21)で、外部課金決済の拡大による代金回収手数料の減少と広告費・人件費の抑制が効いており、コスト構造の改善が中心と言えます。営業利益の進捗率は38.3%、経常・純利益は5割超(P10)と順調で、自己資本比率も35.5%へ改善(P23)しました。一方、売上の進捗は25.6%にとどまり、会社自身も増収幅には不確実性があるとして上方修正は第2四半期以降に判断する姿勢(P10)で、利益水準が維持できるか、新作に頼らず売上を伸ばせるかが次の焦点です。
本記事はケイブが公開した決算説明資料を基に、公開情報を要約・整理したものです。特定の金融商品の売買を推奨するものではなく、投資助言ではありません。文責:山口修平(Quest Board編集責任者)。