Roblox、ゲームの単体アプリ化とブラウザ直接プレイを発表
Robloxは公式ニュースルームにて、開発者向けイベント「Roblox Developers Conference(RDC)2026」の基調講演内容を公開した。発表の柱は大きく2つ。ひとつは、クリエイターが手がけるゲームをモバイル・PC・コンソール向けの単体アプリとして配信できるようにする「Roblox Everywhere」構想。もうひとつは、年内にChromeブラウザ上でアプリのインストールなしにゲームを直接プレイできるようにする「Play on the Web」機能だ。発表はRoblox創業者兼CEOのDavid Baszucki氏が行った。
RDC 2026の開催情報と配信について
RDC 2026は、Roblox創立20周年を記念する年次開発者会議で、今回で11年連続・通算12回目の開催となる。会期は現地時間2026年9月10日から12日までの3日間で、会場は米カリフォルニア州サンノゼのMcEnery Convention Center。基調講演は一般向けにYouTubeでライブ配信され、Opening Keynoteが現地時間9月11日午前10時(日本時間9月12日午前2時)、Creator Keynoteが同日午後1時(日本時間同日午前5時)にそれぞれ配信開始となった。当日の様子は下記のアーカイブ映像で確認できる。
アプリの外へ、リンク一つで遊べる時代へ
「Play on the Web」は、ゲームの詳細ページ(Experience Details Page)からChromeで直接プレイを開始できる機能で、Robloxアプリのインストールは不要になる。対応は年内にまずChromeから始まり、その後ほかのブラウザにも順次拡大していく予定だ。検索結果やYouTube、X、友人からのメール、クリエイターのSNSなど、リンクをクリックした場所からそのままプレイに移れるようになるという。
一方の「Roblox Everywhere」は、クリエイターが自分のゲームを各プラットフォームのストアに固有ブランドのアプリとして配信できるようにする仕組みで、基盤となる技術やサービスはRoblox側が提供する。開発自体は引き続きRobloxのクリエイターハブを通じて行う形になる見込みだ。あわせて、2027年半ばまでの提供を目指すオフラインプレイモードも発表され、早期アクセスは近日中に始まるとされている。
クリエイター還元も強化、Roblox WalletとCardを発表
収益面では、過去12か月間のクリエイターの総収益が約17億ドルにのぼると発表された。あわせて、リアルマネーでの日払い出金に対応する「Roblox Wallet」を2026年後半から米国拠点の対象クリエイター向けに展開すること、さらに2027年からはデビットカード型の「Roblox Card」を導入することも明らかにされた。Walletの提供にあたっては、決済サービスのAirwallexと提携する。
なお海外メディアの一部では、ゲームがRoblox本体アプリの外に出ることで、これまでの安全対策がどこまで適用されるのかを課題として指摘する声も出ている。
まとめ
RDC 2026で示された「Roblox Everywhere」と「Play on the Web」は、Robloxのゲームを自社アプリの中だけに留めず、単体アプリやブラウザという形でより多くの入口から遊べるようにする方向性の発表だ。Chrome対応は年内、単体アプリやオフラインプレイは2027年にかけて順次展開される予定のため、対応ブラウザや提供時期の詳細は今後の公式発表を確認しておきたい。
編集部









