植物と暮らす少女が待つ、救助船。『彗星ブルーム』が姿を現した

個人ゲーム開発者のMITOH氏が、新作『彗星ブルーム』を発表した。PC(Steam)向けのタイトルで、発表ポストと同時にSteamストアページも公開された。ジャンルは「身体から植物が生える少女」の生存探索会話ゲーム。発売日は「近日登場」で、具体的な日付はまだ明かされていない。
Steamページのジャンル表記は「無料プレイ」で、無料配信を予定していると案内されている。対応言語は日本語のみだ。
隕石衝突で止まった宇宙リゾートで、記憶を失った少女として目覚める

舞台は、隕石の衝突によってシステムの大部分が停止した宇宙リゾート。プレイヤーは記憶を失った少女「ミント」となり、救助船の到着を待つことになる。掲載されているプロローグの画面では、ベッドで眠るミントに向けて、アナウンスが「起きてください」と呼びかけていた。目覚めの場面から物語が始まるようだ。
ミントの身体には、日を追うごとに植物が生えてくる。タイトルの「ブルーム」が指す通り、静かな終末感のなかに、植物の芽吹きというモチーフが重なる設定だ。
「自由時間」と「訪問者との時間」を繰り返す、14日間の暮らし

ゲームは「自由時間」と「訪問者との時間」のサイクルで進む。画面下部には体力や空腹度、酸素、所持品が並び、限られた物資をやりくりしながら生き延びる構成になっている。画面左上には「DAY 1」の表示があり、日数を数えながら過ごしていくことが分かる。

訪問者との時間では、部屋を訪れた人物と言葉を交わす。スクリーンショットには、サングラスにアフロヘアの訪問者「アフロの男」と、「いいサングラスだね」「名前は何? 私はミント」「取引に移ろう」といった選択肢が映っている。話を聞く、取引するといった選択によって関係性やシナリオが変わり、マルチエンディングが用意されている。訪問者たちは「初対面なのになぜか懐かしい人たち」とされ、ミントは彼らとの交流を通じて、自分とリゾートの過去を探っていく。

夕方の場面では画面全体が赤く染まり、昼間の青みがかった静けさとは違う緊張感が漂う。日数が進むほど「終わり」が近づいてくるという作品の空気が、色の変化にも表れている。

ドット絵で描かれた部屋は、観葉植物やカーテン、洗面台まで細かく作り込まれており、居住空間を探索する要素にも期待が持てそうだ。
当初は10分の短編だった。『ROOMS』から拡大した制作の経緯
制作の背景として、AUTOMATONの記事では、本作は仮タイトル『ROOMS』の頃、ストーリーのない10分程度の短編対話ゲームとして構想されていたと伝えられている。当初は7日間の生存を目指す構成だったが、開発規模の拡大に伴い14日間へ延長されたという。発表ポストには、個人開発者のゲーム発表企画に関するハッシュタグ「#スーパーゲ制デー」も付けられていた。
続報は開発者の公式Xアカウントや、Steamのコミュニティハブで確認できる。無料配信予定とのことなので、気になる人はまずSteamページで状況を確かめておきたい。










