中二病の「痛み」に寄り添う心理ミステリーが、いよいよ遊べる

『さとり中二病相談室 -第二現実の翻訳者-』が、2026年10月9日にPC(Steam)で早期アクセス配信を開始する。Shadow Gloveが手がける共感型の心理ミステリーADVで、パブリッシャーはファイン(FINE Co., Ltd.)。Steamでの英語タイトルは『The Second Reality Room: Unspoken Truths』だ。

プレイヤーが務めるのは「さとり第二現実相談室」の室長。前世の記憶やもう一人の自分といった「第二現実」を信じる中二病の来訪者と向き合い、その言動の裏に隠れた本当の気持ちを読み解いていく。笑い話で終わらせず、「わかってもらえない」痛みに寄り添うのが本作の軸だ。

最新情報は公式サイトと公式X(@satori_chu2)で確認できる。

「対話」「読心」「翻訳」で来訪者の本音に迫る

ゲームの核になるのが、「対話」「読心」「翻訳」の3つのメカニクスだ。早期アクセス版でも、この3つはすべて体験できる。

相談画面には3つのコマンドが並び、画面左上には「異端」を望む理由を解明する、といった目標と、来訪者の重症度を示すゲージが表示される。限られた砂時計の数を使いながら、どのコマンドで相手に迫るかを選んでいく構成のようだ。

「翻訳」の画面では、来訪者の発言を整理した文章の空欄に、候補のキーワードを当てはめて「真意」を推察する。「誰にも理解されないこと」「彼の前世が堕天使だから」といった言葉が並び、言葉の組み合わせで見え方が変わっていく。

「読心」が暴く、もうひとつの景色

もうひとつの注目が、画面右上に「読心解除」の表示が出る演出だ。翼を広げた人物と天使たち、舞い散る黒い羽根が、水面のような幻想的な背景に描かれる。来訪者の内面を覗き込むような場面で、現実とは別の「第二現実」が目に見える形で立ち上がる。

読心の発動時には、室長・砂取コゴロウが大きく映し出されるカットインも用意されている。ビジュアルノベルらしい見せ場として、物語の山場を盛り上げてくれそうだ。

早期アクセス版の収録範囲と価格

早期アクセス版で遊べるのは、プロローグから第4章まで。プレイ時間は約7〜9時間とされている。ストーリー全体は未完結で、製品版では第5〜6章とエピローグが追加される予定だ。

価格は、報道によると11月12日までが特別価格の1,280円(税込)、11月13日以降は1,980円(税込)。詳細はSteamストアページで確認したい。

本作は2026年2月に正式発表され、4月24日にはSteam体験版も配信された。Shadow Gloveの前作は『おやおや?大家さん!』。少人数チームが「中二病」という題材をどこまで深く描くのか、まずは早期アクセスで確かめられる。