雨の夜の純喫茶で、三人の語り手が怪談を語る

個人ゲーム開発者ひめこによるホラービジュアルノベル『恐怖夜話 第二夜』が、10月14日(水)16時にSteamで配信される。公式Xアカウント@kyohuyawaが9月30日に告知したもので、通常価格は500円。配信から14日間は20%OFFの400円で購入できるとされている。対応プラットフォームはWindows 10/11(64bit)で、対応言語は日本語(フルボイス・字幕)だ。

Steamストアページは8月上旬から公開されており、ウィッシュリストの登録も受け付けている。ジャンルはアドベンチャー、ビジュアルノベル、心理ホラー。4月ごろに配信されたシリーズ第1作『恐怖夜話』は「山」と「海」の二つの怪談を収めた短編で、第2作は前作の2倍以上のテキスト量とされる。ただし物語は独立しているため、前作を未プレイでも問題なく入れる。

1990年代、古びた純喫茶で聞く「三つの怪談」

舞台は1990年代。プレイヤーはオカルト雑誌のフリーライターとなり、雨の夜の古びた純喫茶で、三人の語り手から怪異体験を聞き取っていく。ストアページのスクリーンショットには、黄色い花柄の壁紙が印象的な店内で、黒髪の女性が静かに語り始める場面が収められている。語られるのは「この席にいる人はみんな同じ目をしている」という、ぞくりとする言葉だ。

収録される怪談は「平屋の床下」「雨の旧校舎」「山の廃ホテル」の三本。聞く順番はプレイヤーが選べる。語り手の言葉を聞くという形式そのものが、90年代の怪談の雰囲気を再現している。

節穴の向こうに何がいるのか。文字と音で迫る恐怖

見出し記事でも触れられている「平屋の床下」の怪談では、床板に開いた指先ほどの節穴が印象的に映し出される。その穴から、鼻の奥を刺すような甘ったるい香りと、生き物の吐息のようなむわっとした気配が漏れ出してくる、と語られる場面だ。

この怪談の家賃は1万5千円。風呂はカビ臭くて狭く、トイレは古い水洗の和式で、昼間でも日が当たらず、常にカビと湿った土の匂いがするという、いかにも曰くありげな古い平屋だ。苔むした瓦屋根と傾いた壁板、玄関脇に立てかけられた自転車など、写真素材の質感と縦書きの文章が、じっとりとした空気を運んでくる。

「引き返す」か「中へ入る」か。選択が結末を分ける

物語の中には選択肢も用意されている。スクリーンショットでは、闇に沈む朽ちた建物を前に「引き返す」「中へ入る」の二択が提示されている。

別の場面では、暗い廃墟の通路で語り手が「私は限界でした」と振り返り、同行者に背を向けようとした瞬間で文章が途切れる。続きは、自分で選んで確かめるしかない。エンディングは全4種類で、トゥルー1、ノーマル1、バッド2という構成だ。プレイ時間は約2〜2.5時間とされ、一晩で読み切れる長さに収まっている。

AI支援素材の使用と、気になった人へ

Steamページによると、背景・音楽・効果音の一部にはAIツールを補助的に利用しており、生成した素材は人の手で加工・調整しているという。あらかじめ把握しておきたいポイントだ。

最新情報はシリーズの公式YouTubeや公式Xで確認できるほか、公式サイト(配布資料フォルダ)やシリーズページも公開されている。気になる人は、Steamストアページでウィッシュリストに入れて、10月14日の配信を待とう。