『シヴィライゼーションVII』に初の有料拡張「アースライズ」、宇宙開発競争の物語が始動

2Kと開発元Firaxis Gamesは2026年9月5日、シリーズ35周年を記念して『シドマイヤーズ シヴィライゼーションVII』の新展開を発表した。目玉は初の有料拡張DLC「Earthrise(アースライズ)」で、2027年後半の発売を予定している。価格や詳細なゲーム機能は本発表時点では未公開だが、Steamストアページはすでに公開されており、公式Xでも「Introducing: EARTHRISE」として発表された。
アースライズは宇宙開発競争と環境保護をテーマにした拡張だ。文明は古代から探検の時代にかけて夜空を観測し、星々に名前を与えるところから始まり、やがて自前の宇宙機関を設立。地球や月への軌道ミッションを経て、最終的には太陽系全域への探査ミッションと資源発見へと歩みを進めていく。
星の観測から太陽系へ、文明の歩みを描く拡張の中身

『シヴィライゼーションVII』には元々「科学勝利」として、数学と宇宙技術を発展させて宇宙開発競争を制する勝利条件が存在する。アースライズはこの宇宙志向の要素を拡張全体のテーマに据え直した形といえるだろう。あわせて新しい地形改変能力や自然災害対策の土木構造物も追加され、地球温暖化を逆転させることも可能になるという。環境への向き合い方そのものがゲームプレイに組み込まれる格好だ。

古代文明の営みから宇宙へと至るこの物語は、プレイヤーが積み上げてきた歴史の延長線上にある。星を観測していた古代都市が、やがて宇宙機関を持つ大国へと成長していく過程は、シリーズが得意としてきた「文明の一貫した歴史」の描き方とも重なる。
無料大型アプデ「Arc of Tomorrow」で第4の時代「Atomic Age」が到来

同時に発表されたのが、2027年配信予定の無料大型アップデート「Arc of Tomorrow」だ。1950年代から2050年代までを舞台とする新時代「Atomic Age」が第4の時代として追加され、プレイアブルな年代がさらに現代・近未来へと広がる。新指導者の登場に加え、ガンジーの再登場も予定されているという。
Arc of Tomorrowでは核兵器関連ゲームプレイの拡張、映画制作システム、独立した集落を都市国家(City-State)化するツールなど、時代の変化を反映した新要素が盛り込まれる。「Empire’s Legacy」で管理される勝利条件や偉業の達成状況も、時代が進むごとに積み上がっていく設計だ。新たなAtomic Ageの追加は、この偉業システムにも新しい選択肢をもたらすことになりそうだ。
更新1.5.0は9月下旬配信、要望の多かったマップも追加

拡張やArc of Tomorromに先立ち、通常アップデート「1.5.0」が2026年9月下旬に配信される予定だ。ファンからの要望が多かった「True Start Location: Earth」マップが追加されるほか、外交面では同盟関係の維持に関わるInfluenceシステムの改善も予定されている。文明同士の外交や開戦の駆け引きは本作の中核を占める要素だけに、この調整の行方にも注目したい。

探検の時代から近代にかけて描かれる戦争や外交の駆け引きは、今後アースライズやArc of Tomorromが加わることで、宇宙開発競争という新しい舞台にまでつながっていくことになる。
まとめ、35周年の節目に広がる文明の未来
『シドマイヤーズ シヴィライゼーション』シリーズは2026年に35周年を迎えている。今回の発表は、その節目に合わせて公開されたものだ。『シヴィライゼーションVII』はFiraxis Gamesが開発し2Kが発売するストラテジーゲームで、今後は初拡張「アースライズ」、無料アップデート「Arc of Tomorrow」、そして直近の更新1.5.0という3段階で内容が広がっていく。
続報は公式サイトや35周年特設ページのほか、公式X、公式YouTube、公式Facebook、公式Instagram、公式TikTokで発信される見込み。星を観測することから始まり宇宙へ至るという壮大な物語が、この先どんな形で描かれるのか、続報を楽しみに待ちたい。







