生活シム『ほの暮しの庭』の好調が押し上げた、日本一ソフトウェアの業績予想

株式会社日本一ソフトウェアは2026年8月28日、2027年3月期(2026年4月1日〜2027年3月31日)の通期連結業績予想を上方修正したと発表した。2026年5月15日に公表していた前回予想からの修正で、修正理由として国内市場における生活シミュレーションゲーム『ほの暮しの庭』の発売開始からの堅調な売れ行きを挙げている。
経常赤字から一転、黒字転換の中身
修正後の通期連結業績予想は、売上高54億1100万円(前回予想比13.1%増)、営業利益7億1500万円(同141.4%増)、経常利益9億600万円(同101.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益7億1800万円(同116.8%増)。前期(2026年3月期)は経常損益が5500万円の赤字だったが、今回の修正によって通期経常利益は9億600万円の黒字を見込む水準へと転じた。
直近の第2四半期(2026年4月〜9月)累計でも、売上高33億7400万円(同21.0%増)、営業利益7億2900万円(同276.1%増)、経常利益8億4800万円(同209.1%増)、純利益6億8500万円(同233.0%増)と、いずれも大幅な上方修正となっている。
舞台は彼ヶ津村、『夜廻』スタッフが手がける生活シム

業績を押し上げた『ほの暮しの庭』は、「夜廻」シリーズのスタッフが手がける生活シミュレーションゲームで、2026年7月30日に発売された。畑を耕し、牛や羊などの家畜を育てながら、田舎の村での暮らしを営んでいく内容で、Steamストアページでも詳細を確認できる。

紅葉に彩られた庭先や、四季の移ろいを映す集落の風景も本作の見どころのひとつ。公式のプロモーションムービーでは、こうしたのどかな暮らしの空気感が丁寧に描かれている。
紹介動画
探索や村人との交流も、ただの田舎暮らしでは終わらない

農作業を中心とした生活シムの場面だけでなく、遺跡のような荒れた通路を武器を手に進む探索シーンも用意されている。のどかな暮らしの裏に、村の秘密に触れる要素も潜んでいるようだ。

村の居酒屋では、山菜を採ってきた常連客との会話イベントも描かれ、彼ヶ津村に暮らす人々の温かなやり取りも本作の魅力になっている。

牛の品評会のような季節の行事も収録されており、丹精込めて育てた家畜や作物の成果を披露する場面も楽しめる。最新情報は公式サイトや公式X@Honogurashiで随時発信されている。なお、欧米版『Village in the Shade』はNIS Americaの発売で2026年10月27日に発売予定だ。
まとめ
『ほの暮しの庭』の国内での好調な滑り出しは、日本一ソフトウェアの通期業績予想を大きく押し上げる結果となった。前期は経常赤字だった同社が、今期は9億600万円の経常黒字を見込むまでに回復した背景には、のどかな田舎暮らしを描いた一本の生活シムの存在がある。









