ゲラルトの旅が再び動き出す――リマスター版は本日19時配信

CD PROJEKT REDは、『ウィッチャー3 ワイルドハント リマスター』を2026年9月29日19時(日本時間)に配信する。対応機種はPC(Steam、GOG、Epic Games Store、Battle.net)、PlayStation 5、Xbox Series X|S、Nintendo Switch 2。

本作は、怪物狩りを生業とするリヴィアのゲラルトを主人公に、広大な〈大陸〉を旅するオープンワールドRPG『ウィッチャー3 ワイルドハント』を現行世代向けに刷新したバージョンだ。ビジュアルやパフォーマンスだけでなく、戦闘、移動、成長システム、UI、フォトモードなど幅広い部分に手が加えられている。

配信内容の概要は公式サイトで確認でき、未所有者向けの購入先は公式購入ページにまとめられている。

紹介動画

所有者はアップグレード対象、拡張ストーリー2本も本編へ統合

対象プラットフォームで過去に本作を購入している場合、パッケージ版・ダウンロード版を問わず、同じプラットフォーム環境のリマスター版へアップグレードできる。

Nintendo Switch版の所有者もNintendo Switch 2版へのアップグレード対象となる。ただし、CD PROJEKT REDの公式サポート情報によると、日本国内版ではアップグレードに100円(税込)が必要だ。

大型拡張ストーリー「無情なる心」と「血塗られた美酒」はリマスター版に収録されるほか、従来の本編所有者にも追加料金なしで提供される。既存のセーブデータには互換性があり、クロスプログレッションや実績・トロフィーも引き続き利用できる。

一方、スキルシステムの刷新に伴い、獲得済みのスキルポイントはリセットされる。以前のセーブデータから再開する場合は、配信後に新しいスキルツリーを確認し、ゲラルトの育成方針を組み直す必要がある。

光と影から剣戟まで、〈大陸〉を現代向けに再構築

ビジュアル面では、環境、NPC、怪物のテクスチャを更新。草木のライティングやシェーディング、地形とマテリアルの描画、反射、影、ブルームなども見直される。PC版ではDirectX 12のネイティブレンダリングやパストレーシング、各社のアップスケーリング技術にも対応する。

戦闘では、アニメーションやロックオン時の挙動、怪物の攻撃・反撃・移動パターンを改善。新しいフィニッシュムーブや待機モーションも加わり、ゲラルトの動きがより滑らかになる。ローチの操作や乗り降り、段差やはしごを使う際の動作にも調整が施される。

スキルは前提となる能力を順に取得するツリー形式へ再構成され、各スキルに3段階のランクを用意。装備の性能を維持したまま外見を変えられる「鍛え直し」も追加される。

UIでは、クエスト追跡やアイテム取得画面を整理。瞑想時には従来のUI画面に代わって時間の経過を見せる演出が表示される。フォトモードではキャラクター、ポーズ、表情、視線、照明、天候、時間帯などを調整でき、撮影機能が大幅に拡張される。変更点の詳細は公式パッチノートで公開中だ。

Switch 2ではマウス操作、ジャイロ、タッチ入力にも対応

Nintendo Switch 2版では、携帯モード、Proコントローラー、モーション操作を使う両手持ち、マウスセンサーという4種類のプレイスタイルを利用できる。

Joy-Con 2のマウスセンサーは常時有効と動的切り替えの2モードを備え、操作方式も3種類から選択可能。印の使用、石弓、爆弾、消耗品、ローチの呼び出しなどにはモーション操作を割り当てられる。

携帯モードやコントローラーではジャイロ照準に対応。メニュー、会話、ワールドマップ、グウェント、フォトモードではタッチ操作も利用できる。このほかJoy-Con 2のHD振動2、VRR(可変リフレッシュレート)、HDRにも対応し、Switch 2専用の操作チュートリアルも収録される。

クロスプラットフォームMOD対応、REDkitも使いやすく

REDkitのエンティティ編集画面とアニメーション確認画面。猫のモデルや動きを複数のツールで調整している。

リマスター版では、mod.ioを利用したクロスプラットフォームMODサポートを導入する。ゲーム内のMODメニューからプレイヤー制作のコンテンツを探し、導入できる仕組みだ。

あわせて、PC向けの公式MOD制作ツールThe Witcher 3 REDkitにも、エンジン、UI、管理機能などの改善が加えられる。掲載している開発画面は完成版ゲームのスクリーンショットではなく、REDkitでキャラクターやクエスト、マップ、装備などを編集する様子を収めたものだ。

クエストの進行条件や分岐をノードで接続するQuest Editor。会話やチェックポイント、失敗条件などが視覚的に配置されている。

村の建物と周辺領域を扱うワールド編集画面。選択範囲やサウンド用の領域を立体的に確認できる。

ゲラルト用防具のモデルやテクスチャを確認するAsset BrowserとEntity Editor。部位ごとの素材構成が表示されている。

キャラクター、照明、アニメーションを実際のマップ上で調整するREDkitのシーン編集画面。

長年遊び続けてきたプレイヤーには、蓄積したセーブデータを残しながら〈大陸〉へ戻れる大型アップグレードとなる。初めてゲラルトの旅に触れる人にとっても、拡張ストーリー2本を含む新たな入口になるだろう。国内での配信予定時刻は9月29日19時だ。