ポケモンカードの二次流通に、運営と発売元が足並みをそろえて歯止め

LINEヤフー株式会社は2026年10月13日、株式会社ポケモンと連携し、『ポケモンカードゲーム』の二次流通における対策を強化すると発表した。対象は同社が運営する「Yahoo!フリマ」と「Yahoo!オークション」だ。

今回の取り組みの軸は、出品ルールの明確化と、発売元からの情報共有の2本立てになっている。

新たに禁止されるのは3つの出品行為

LINEヤフーが両サービスで禁止するのは、次の3点。

  • ポケモンカードのカートン単位での出品
  • ポケモンカードの空箱・空パックの出品
  • 発売後の一定期間における、同一商品の大量出品

このうち、カートン単位の出品と空箱・空パックの出品は、発表日の10月13日から適用される。同一商品の大量出品については、「ポケモンカードゲーム 30th CELEBRATION」から適用が始まる。

カートンは複数のBOXをまとめた単位であり、まとまった数量を押さえて転売する動きが出やすい。空箱や空パックの出品も禁止対象に加わったことで、中身のない外装を介した取引についても歯止めがかかる形だ。

ポケモン側も「流通の気になる動き」を共有する

もう一つの柱が、株式会社ポケモンから寄せられる情報の拡充だ。ポケモンは従来の新商品情報などに加え、二次流通でトラブルや不適切な取引につながるおそれのある商品・流通についても、LINEヤフーへ情報を共有していく。

両社は市場や取引の状況を踏まえながら情報をやり取りし、それぞれの立場で必要な対策を進めるとしている。運営側が出品ルールで防ぎ、発売元が流通の実態を伝える、役割分担の形だ。

2023年の覚書から続く協力関係

両社は2023年7月に相互協力の覚書を締結しており、安全・安心にトレーディングカードを取引できる社会を目指す姿勢を示してきた。締結後、ポケモンは新商品の発売情報や商品情報の提供、権利侵害出品の通報を行い、LINEヤフーはユーザーへの注意喚起や、利用規約などに違反する出品の削除を担ってきた。

今回の発表は、その協力をもう一段進め、出品の「型」そのものを禁止対象として明示した点が特徴だ。ポケモンカードを出品する人、購入を考える人は、両サービスの最新の規約・ガイドラインを確認しておきたい。