自由な発想で船をかたちづくる、『ShipShaper』がSteam早期アクセス開始

造船サンドボックス『ShipShaper(シップシェイパー)』が、Steamにて早期アクセス配信を開始した。開発を手がけるのはBAFTAノミネート経験を持つインディー開発者のトーマス・サラ、パブリッシングはWired Productionsが担当する。
本作は戦闘も経営管理も存在しない、自由創作に振り切ったゲームだ。決められたグリッドに部品をはめ込む従来の造船ゲームとは異なり、粘土をこねるような感覚で船体そのものを押し・引き・曲げながら成形していく。漁船から帆船、鉄甲艦、さらには常識外れの奇抜な船まで、行き着く先はプレイヤー次第だ。早期アクセス開始を記念して、Steamストアでは期間限定の割引も実施されている。
手がけるのはBAFTAノミネートの開発者、トーマス・サラ

トーマス・サラは、飛行船を操る戦闘アクション『The Falconeer』や、同じ世界観を引き継ぐ『Bulwark: Falconeer Chronicles』を手がけてきたインディー開発者。過去には『The Elder Scrolls V: Skyrim』向けの高評価Mod「Moonpath to Elsweyr」を制作した経歴も持つ。今回、サラとWired Productionsは新たに7年間のパブリッシング契約を締結しており、『ShipShaper』はその新章を飾る一本となる。

サメの口を思わせる舳先や、装甲を纏った甲板など、成形の自由度の高さを物語る一隻がこちら。武骨さと遊び心が同居したデザインは、サラ作品らしいクセの強さを感じさせる。
グリッドに縛られない、粘土のような造船体験

制作画面では、船体の輪郭を示すコントロールポイントと色相環のUIを使い、直感的に船の形と塗装を編集していく。早期アクセス版では試験航行機能に加え、歴史的な兵装や砲塔、推進方式、帆の種類、装飾パーツが追加され、さらにSteam Workshopにも対応。ほかの冒険者が作った船をダウンロードして手を加えたり、自分の作品をワンタッチで公開したりできる。
実際の制作の様子は、早期アクセスのローンチトレーラーで確認できる。
紹介動画

完成した船は、崩れかけた近未来都市の沖を実際に走らせることもできる。霧に沈む廃墟の岸壁を背に進む小型船の姿は、単なる箱庭のクリエイティブツールにとどまらない世界観の厚みを感じさせる。

4本の煙突を備えた大型汽船が同じ廃墟の海域を進む一枚。小型艇から大型艦まで、成形次第でスケール感もまるで違う船が生まれる。
個性がぶつかり合う、プレイヤーが生み出した船たち
早期アクセスで公開された作例には、それぞれ名前がつけられている。海賊船風の一隻から豪華客船まで、方向性の幅広さが伝わってくる。
ボトルシップから3Dプリント、『Bulwark』への持ち込みまで

完成させた船は、ゲーム内で作って終わりではない。ボトルに閉じ込めた手作りジオラマ風の飾り方や、FBX形式での3Dモデル書き出し、さらには3Dプリントへの展開も想定されている。書き出したデータには無償の商用ライセンスが付与されるため、個人利用はもちろん商用プロジェクトへの活用も可能だ。

サラの前作にあたる『Bulwark: Falconeer Chronicles』をプレイ済みの場合、『ShipShaper』で成形した船をそのまま持ち込むこともできる。1本のツールで生まれた船が、別のゲーム世界でも活躍する仕組みだ。

続報や追加コンテンツの情報は、公式X・Discord・Blueskyで随時発信される予定だ。

発表元について
Wired Productions Ltd.
Wired Productions Ltd.による発表。
Wired Productionsは、トーマス・サラの過去作『The Falconeer』『Bulwark: Falconeer Chronicles』に続き、7年間の新たなパブリッシング契約のもとで『ShipShaper』を送り出す。詳細な情報は公式サイトや公式YouTubeチャンネルでも確認できる。気になった人は、まずSteamストアページで自分だけの一隻を成形してみてほしい。









