一手が歴史を変える、文明育成ストラテジー
2005年10月25日、フィラクシス・ゲームズが開発した『シヴィライゼーションIV』が発売された。プレイヤーは限られた資源から文明を築き、国土の整備、技術開発、外交、戦争を重ねて歴史を進めていく。紀元前4000年から始まる壮大な文明運営を、ターン制でじっくり考えられる4Xストラテジーだ。
勝利への道は、ほかの文明をすべて征服するだけではない。世界の土地と人口の大半を支配する、宇宙船をアルファ・ケンタウリへ送る、3都市の文化を「伝説的」な水準へ高める、国際連合の投票で世界の指導者に選ばれるなど、標準ルールには複数の目標がある。軍事力だけでなく、科学・文化・外交も勝利につながることが、本作の奥深さを支えていた。

3D化と賢いAIが押し上げた第4作
デザインを担当したのはソーレン・ジョンソン。シリーズ名にはシド・マイヤーの名が冠されているが、第1作以降のナンバリング作品でマイヤーは監修を担当しており、本作の制作を率いたのはジョンソンだった。彼は後にエレクトロニック・アーツで、ウィル・ライトの『Spore』制作にも参加している。
当時の批評では、シリーズが積み上げてきたターン制ストラテジーの改良に加え、進化した3Dグラフィックス、手強いAI、改善されたマルチプレイが高く評価された。マップを個々の区画まで拡大できる3Dエンジンも注目され、IGNは前作『Civilization III』より知的になったAIを評価。Game Revolutionは、マルチプレイが実際に機能するようになった点を取り上げた。
評価はMetacriticで94、GameRankingsで93.36%を記録した。商業面でも成功し、2006年3月中旬までに100万本、2008年3月までに300万本を突破。発売後はNPDの週間PCゲーム販売チャートで継続してトップ10に入り、2005年の年間11位、翌年は9位となった。高い批評評価と長期的な販売実績を残し、シリーズは後の『Civilization V』へ続いていく。

いま遊べるのか
発売当時の対応機種はMicrosoft WindowsとClassic Mac OS。現在はSteamでWindows・Mac向けに販売されており、価格は1,980円。Steamストアではユーザーレビューも確認できる。21年前の作品を、現在のPC環境でも購入して遊べる形だ。
ストア:https://store.steampowered.com/app/3900/
当時の評価・開発の経緯は、Wikipedia(日本語版・英語版/CC BY-SA)を参照した。画面写真はSteamストアの公開素材。










