TITLE: 21年前の今日は、発売が遅れながら2005年のPCゲーム売上8位に入った『エイジ オブ エンパイアIII』の発売日 TEASE: 発売は10月18日という遅さ。それでも2005年のPCゲーム売上8位に入り、2007年までに200万本を超えた。21年前の今日発売

2005年10月18日、北米で『エイジ オブ エンパイアIII』が発売された。開発はアンサンブルスタジオ、発売はマイクロソフトゲームスタジオ。ヨーロッパでは同年11月4日、日本では2006年1月27日に発売されている。『エイジ オブ エンパイアII: エイジ オブ キングス』の続編であり、シリーズ3作目にあたる作品だ。

『エイジ オブ エンパイアIII』の画面

舞台は中世ではなく、大航海時代の新大陸

このシリーズはリアルタイムストラテジー(RTS)、つまり戦場の時間が止まらないまま、資源を集め、建物を建て、兵を出して戦う陣取りのゲームだ。前作が中世を扱ったのに対し、本作が描くのはおよそ1492年から1876年まで、ヨーロッパ諸国によるアメリカ大陸の植民地化の時代である。プレイヤーが選べる文明は14。拡張パック『ザ ウォーチーフ』(2006年10月6日/日本は12月15日)でアメリカ先住民の3文明、『アジアの覇王』(2007年10月23日/日本は11月16日)でアジアの3文明が追加された。

『エイジ オブ エンパイアIII』の画面

ホームシティと、崩れる建物

シリーズへの最大の持ち込みは「ホームシティ」だった。戦場とは別に本国の都市を育て、そこから物資や部隊の支援を受ける仕組みで、RTSにロールプレイング的な成長要素を組み合わせたものだ。遊ぶほど自分の本国が積み上がっていく、という感覚がRTSに入ってきた。

技術面では、『エイジ オブ ミソロジー』で使われたBang! Engineを土台に新機能が足された。WindowsにはHavok、Mac OS XにはPhysXという物理演算ミドルウェアが載った。意味するところは単純で、建物の倒壊や木が倒れる様子があらかじめ作られたアニメーションではなく、その場で物理計算されるようになった――シリーズ初である。ブルームライティングやピクセルシェーダー3.0への対応も含まれた。

音楽はスティーブン・リッピーとケビン・マクミュランが担当し、サウンドトラックは2005年11月11日に発売。リッピーは「300年ほどにわたるアメリカ大陸の植民地化という壮大な題材だから、それに見合う壮大な音楽が必要だった」と語り、フルオーケストラと合唱に時代を思わせる楽器を加えて、モーガン・ブラックとその子孫がサークル・オブ・オサスと戦う物語を追ったと説明している。

当時の受け止めと、残したもの

批評は好意的だった。GameRankingsでの平均スコアは82%。GameSpotは「『エイジ オブ エンパイアIII』は非常に大きな靴を履かなければならない」と前作の重さを指摘し、GameSpyは「RTSを再定義しないかもしれないが、基準をあまりに高く上げたので、我々は今後数年このゲームと他作を比べることになる」と評した。IGNは「見事にバランスが取れ、磨き上げられた作品」とし、Game Revolutionは「歴史書並みに細密で、歴史書並みに面白い」という皮肉混じりの言葉を残している。

とくに絶賛されたのは見た目だ。IGNはプレビュー段階で「スクリーンショットを見て、細部の量に顎が落ちた」と書き、1UP.comは「当面のあいだ、自分のPCに入れる最も美しいゲームのひとつ」と評した。GameSpyは「ストラテジージャンルで並ぶものがない」とし、同年のアワードで本作に「ベストグラフィック」を与えている。GameSpotだけは「ユニットの挙動の不自然さがなければ、本当に驚異的に見えただろうに」と留保を付けた。

売上も残った。年内では遅い発売だったにもかかわらず2005年のPCゲーム売上8位に入り、2007年5月までに200万本を超えた。英国ではELSPAの「ゴールド」賞(同国内20万本以上)を受けている。シリーズはその後、2020年10月15日にリマスター版『Definitive Edition』が、2021年10月28日に『エイジ オブ エンパイアIV』が出ている。

いま遊べるのか

当時の対応機種はMicrosoft Windows、Windows Mobile、N-Gage。MacSoftによるMac版は北米で2006年11月21日、欧州で2009年9月29日に、グル・モバイルが開発したN-Gage版は2009年4月28日に出た。

現在はSteamでWindows版が販売中。**レビュー32,272件で好評91%**という評価が付いている。

ストアページ: https://store.steampowered.com/app/105450/

Age of Empires III: Complete Trailer

当時のトレーラーはSteamストアで視聴できる


当時の評価・開発の経緯は、Wikipedia(日本語版・英語版/CC BY-SA)を参照した。画面写真はSteamストアの公開素材。