TITLE: 14年前の今日は、500万本を出荷し2012年屈指のヒットになった『Borderlands 2』の発売日 TEASE: 前作の予想外のヒットで予算が3千万ドルに膨らんだ続編は、500万本を出荷して2012年屈指のヒットになった。14年前の今日発売
惑星パンドラを舞台に、4人の「ヴォルトハンター」のうち1人となって本編ミッションと任意のサイドミッションを進めていく。中心にあるのは、武器やシールドがランダムに生成される戦利品システムで、拾える銃は無数の組み合わせに変化する。FPSの撃ち合いにキャラクターを育てるRPGの要素を混ぜた作りで、オンラインCo-opにも対応する(PC版には画面分割Co-opは実装されていない)。前作『Borderlands』(2009年)から5年後の物語で、新たなヴォルトハンターたちは民間人の生き残りとゲリラからなる抵抗組織クリムゾン・レイダーズと手を組み、新しいヴォルトの力を手に入れようとする暴君ハンサム・ジャックに挑む。

3本同時進行の現場から生まれた続編
前作を出したあとのGearbox Softwareは、『Duke Nukem Forever』の仕上げ、『Aliens: Colonial Marines』の制作、そして続編の開発を同時に抱えていた。当初の目標は前作と同規模の続編を作ることだったが、前作が予想外に売れたことで開発中に予算を拡大でき、内容の幅を広げられた。最終的な開発予算は3000万〜3500万ドル。クリエイティブディレクターはポール・ヘルクイスト、アートディレクターはジェラミー・クック、脚本はアンソニー・バーチが務め、音楽はサッシャ・ディキシヤン、クリス・ヴェラスコ、イェスパー・キドが共同で手がけた。開発完了は2012年8月20日。
見た目は前作同様、実写的な映像とコミック的なビジュアルの両方から着想した「コンセプトアート調」を採用した。これは再現が難しい方針でもあった。前作のアートスタイルは開発終盤で切り替えられたもので、古いデザインが残ったまま製品になった「芸術的に未完成」な状態だったからだ。その「不完全さ」を作り直すため、アートチームには自由が与えられ、経営側は頻繁な修正要求を避けた。クックが作ったスタイルガイドはゆるく、そこから外れた成果物も受け入れられ、「境界を壊す」提案が奨励された。

批評も売上も獲った2012年
発売後、批評家からは大絶賛を受けた。Metacriticのスコアはプレイステーション3版が91点、PC版とXbox 360版が89点。IGNは10点満点中9.0点を付け、ユーモアのセンスとRPGのシステムに感嘆する一方、意味のあるビジュアルのカスタマイズと、Co-opプレイ時の戦利品の共有が無い点には失望を示した。クリアにはざっと30時間、周回にも価値があるとされ、IGNの2012年ゲーム・オブ・ザ・イヤー最終候補10本にも選ばれている。Game Informerは9.75点を与え、今世代の家庭用機で「もっとも賞賛に値するゲーム体験」の一つだと評した。
商業的にも、2012年9月の発売以降、合計500万本以上を出荷した2012年屈指のヒット作になった。Spike TV Video Game Awardsでは「Best Xbox 360 Game」「Best PS3 Game」「Best Shooter」「Best Multiplayer Game」「Best DLC」の5部門にノミネート。ハンサム・ジャックを演じた俳優デイモン・クラークが「Best Performance By a Human Male」の候補に挙がり、クラップトラップは読者投票の「Character of the Year」に名を連ねた。
その後に伸びた枝
本作は単体で終わらず、DLCとシーズンパスが続けて展開され、2014年にはそれらを収録した「ゲーム・オブ・ザ・イヤー・エディション」が発売された。ただしヘッドハンターパックなど、GOTY版に含まれないコンテンツも後から出ている。同じ2014年には外伝が2本生まれた。『Borderlands: The Pre-Sequel』はハンサム・ジャックの過去をHyperion社側の傭兵視点で描き、『Tales from the Borderlands』は本作と『Borderlands 3』の間の出来事をアドベンチャーとして描いた。2015年にはPS4/Xbox One向けに外伝との2本立て「ハンサム・コレクション」が登場。2019年9月13日の『Borderlands 3』発売にあたっては、その記念として同年6月10日に本作のDLC第5弾が新規公開され、7月9日まで約1か月のあいだ無料配布された。7年後の新作の宣伝に、7年前のタイトルへ新しいDLCを足すという形が取られたわけだ。
いま遊べるのか
当時の対応機種として挙げられているのはPlayStation 3、PlayStation Vita、PlayStation 4。批評サイトのスコアはPC版とXbox 360版にも付いている。現在はSteamで**¥495**(Windows・Mac・Linux対応)。レビュー312,421件で**好評90%**という評価が付いている。
ストアページ: https://store.steampowered.com/app/49520/
当時のトレーラーはSteamストアで視聴できる
当時の評価・開発の経緯は、Wikipedia(日本語版・英語版/CC BY-SA)を参照した。画面写真はSteamストアの公開素材。











