TITLE: 26年前の今日は、ホラーをやめて恐竜狩りの点数稼ぎに変えた『Dino Crisis 2』の発売日 TEASE: ホラーだった前作から一転、恐竜を倒して点数を稼ぐアクションに変わった。発表されたPS2版は結局出ないまま。26年前の今日発売
2000年9月13日、カプコンがプレイステーション用ソフト『Dino Crisis 2』を発売した。前年に出た『ディノクライシス』の続編で、開発はカプコン第4開発部。研究基地とその周辺が時間のゆがみに巻き込まれ、過去へ飛ばされてしまう——特殊工作員レジーナと、隊長ダイラン・モートンが、恐竜のはびこる世界から現代へ戻る道を探す、というのが物語の骨格だ。
前作は、ゾンビの代わりに肉食恐竜を置いた『バイオハザード』だった——GameSpotのベン・スタール氏は前作をそう評している。実際、一作目はサバイバルホラーとして作られ、監督は『バイオハザード』の三上真司氏だった。2は、その路線を自分から捨てた続編である。

恐竜から逃げるゲームから、恐竜を狩るゲームへ
2で監督を引き継いだのは、一作目でスタッフだった巧舟氏。プロデューサーは前作でプランナーを務めた小林裕幸氏で、本作がプロデューサーとしての初仕事にあたる。
その小林氏が「いちばん難しかった」と語っているのが、『ディノクライシス』とも『バイオハザード』とも「まったく違う」ゲームを作ることだった。氏の言葉はこうだ。「ただ恐竜を倒すだけではそれほど面白くない。どうすればもっと楽しくできるかを考えた」。
出した答えが点数制だった。倒した敵が落とす「エクスティンクション・ポイント」を貯め、武器や装備を買い、強化していく。サブウェポンも加わった。弾を節約して逃げ回るゲームから、連続で倒し続けるほど得をするアクションへ、設計の向きが正反対になった。画面に出る敵の種類も数も大幅に増え、一作目で没になったアイデアがここでまとめて投入されている。

ジャングルを描くために、3Dを捨てた
もうひとつの大きな変更が背景だ。一作目はリアルタイム3Dの空間だったが、2は2Dのプリレンダー背景に切り替えた。理由は表現力で、これによって一作目で断念したジャングルという舞台が実現した。
開発チームは現代の熱帯林を資料にして先史時代の自然を設計し、恐竜の動きと鳴き声は前作と同じく現存する動物を参考にしている。ゲームの大半が屋外の昼間であるため、光の当たり方の調整にもかなりの時間を割いたという。開発人数について、巧氏はおよそ50人規模だったと述べている。
当時の受け止め方は割れた
レビュー集計サイトMetacriticでは「おおむね好評」。ファミ通では4人のレビュアーが、前作よりアクション寄りで難度は下がったが、繰り返し遊ぶ価値はあると評価した。一人は弱い恐竜が延々と湧いてくる点にいら立ちを覚えつつ、それでも撃ち続けるのは病みつきになると書いている。
スタール氏は2について「もはやサバイバルホラーの一本とは呼べない、独創的で楽しい体験」「このジャンルの定石を避け、アクションアドベンチャーとして近年もっとも新鮮な一作を届けた」と評価した。IGNのダグラス・C・ペリー氏も「『バイオハザード』的な緩慢さと、不気味な驚かしの殻を脱ぎ捨てた」と同意し、**「ジャングルの背景、とりわけ水中の風景は文句なく一級品」**と書いている。GameProは音の作りを評価し、ラプトルが喉元へ跳びかかる直前の草木のざわめきが音楽にかき消されない、という書き方をした。
一方でEdgeの評価は10点満点中6点だった。**「サバイバルホラーの要素をすべて取り出し、大衆向けに磨き上げた点は極めて上手い」**としつつ、よくできた水中パートをもってしても足りない、という評価である。
なお本作はPlayStation 2版が発表されたものの、ついに発売されなかった。北米版のPlayStation版発売は2000年9月21日。
いま遊べるのか
当時の対応機種はプレイステーション。現在はSteam(Windows)で**¥500で購入できる。レビュー752件で88%が好評**という評価がついている。
ストアページ: https://store.steampowered.com/app/4249140/
当時のトレーラーはSteamストアで視聴できる
当時の評価・開発の経緯は、Wikipedia(英語版/CC BY-SA)を参照した。画面写真はSteamストアの公開素材。











