並行世界に消えた兄を追う旅、新作『HEIMA(ヘイマ)』始動

株式会社BS朝日のゲームレーベルAMBER GAMESと、開発スタジオKENEI DESIGNが共同開発する新作『HEIMA(ヘイマ)』が発表された。転送技術によって複数の並行世界が接続されてしまった世界を舞台に、失踪した兄・シュンエイの行方を追う少年・エイゲンの旅を描く。異なる物理法則を持つ世界を渡り歩きながら、別次元に存在する“もう一人の自分”たちと出会い、絆を結んでいく――というプロットが物語の軸になっている。

ジャンルは空間パズルアクションで、ディレクション&デザインを葉山賢英氏、企画&ゲームデザインを西村有紀氏が手掛ける。本作は令和7年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業の採択企画でもあり、新進の開発チームによる意欲作として注目したい。

「シフト」と「ホールド」、二つの力で世界の理を書き換える

本作のコアメカニクスとなるのは、物体の位置を入れ替える「シフト」と、動きを止める「ホールド」の2つの能力。この組み合わせによって行く手を阻む障害物や機構を突破していく設計だ。公開されたスクリーンショットには、雪原に立つ主人公の傍らに、朽ちた大型ロボットと球体状の相棒らしき機械が寄り添う場面が写っており、旅の道中で不思議な存在たちと関わっていくことがうかがえる。

別のカットでは、主人公が小型の乗り物に乗って雪原を駆け抜ける様子も確認できる。周囲には青・橙・紫の球体状の生き物や脚のある機械が浮遊しており、空には見慣れない惑星が浮かぶ。異なる物理法則を持つ世界という設定通り、訪れる場所ごとに景色ががらりと変わっていきそうだ。

世界の狭間で、見知らぬ気配が待ち受ける

コンテナが積まれた薄暮のエリアでは、赤く光る球体状の反応がいくつも点在する場面が確認できる。何らかの探索・発見のギミックを示唆するような演出だ。

一方でこちらの場面では、巨大な目のシンボルが浮かぶ幻想的な空間を、カメラのような機械の追跡から逃れるように主人公が駆け抜けている。穏やかな旅ではなく、時には危険な追跡から逃げ切る場面も用意されているようだ。

東京ゲームショウ2026、インディーゲームコーナーに出展

『HEIMA』は2026年9月17日から開催される東京ゲームショウ2026に、インディーゲームコーナー「09-C64」ブースで出展される。会場では試遊が可能なほか、来場記念に特製うちわがプレゼントされ、Steamのウィッシュリスト登録をするとオリジナルステッカーが配布される予定だ。公開されたグッズ案には、主人公や旅の道中で出会う機械たちのステッカーシートに加え、ゲーム画面をあしらったアクリル系のグッズも並んでいる。

発売はSteamで2028年予定、続報は特設サイト・公式SNSで

対応プラットフォームはSteamで、発売時期は2028年を予定。対応言語は日本語・英語、プレイ人数は1人となっている。より詳しい情報は特設サイトで確認できるほか、開発の進捗や続報は公式Xや公式YouTubeでも随時発信されている。

株式会社BS朝日

株式会社BS朝日

株式会社BS朝日が展開するゲームレーベル「AMBER GAMES」は、KENEI DESIGNのような新進の開発チームと組んでオリジナルタイトルを送り出す取り組みを行っている。今回の『HEIMA(ヘイマ)』は、令和7年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業にも採択された注目の新作だ。

並行世界を渡り歩き、消えた兄の行方と自分自身の別の可能性に出会う――『HEIMA』がどんな旅を見せてくれるのか、東京ゲームショウ2026の会場や続報を追いかけていきたい。