楽器を握った少女が、ビートに乗って人形を斬る

RibCage Gamesが開発するリズムアクション・ローグライト『Alpha Nomos(アルファ・ノモス)』の発売日が、2026年10月12日に決まった。対応プラットフォームはPC(Steam)、PlayStation 5、Xbox Series X|S。Steamストアページの表記では、日本語のインターフェースと音声を含む30言語に対応する。価格は、確認できた一次情報では記載がなかった。

主人公は、楽器を武器に戦う「Cello」。立ちはだかるのは、腐敗したパペットたちだ。キービジュアルでは、ポップなタッチの主人公と、目がボタンになった不気味な人形たちが、遊園地を思わせる夕焼けの廃墟を背に並ぶ。かわいらしさと不穏さが同居した画作りは、公式が「puppetcore」と呼ぶクラウンと廃墟都市を組み合わせた美術の方向性そのものだろう。

攻撃も回避もアビリティも、すべてがビートに乗る

本作の核は、攻撃・回避・アビリティがビートに同期する戦闘システムだ。スクリーンショットでは、苔むした森の廃墟で、有刺鉄線やスピーカーのような残骸に囲まれながら人形たちへ駆け寄るCelloの姿が確認できる。画面左上には楽器の形をしたアイコンと体力ゲージが表示されている。

戦闘中の画面では、フィールドを囲むように音の波形が流れ、画面下部にはタイミング判定の「GOOD」が表示されている。ピンクの斬撃エフェクトが画面を走り、リズムに合わせた入力が派手な見た目の一撃につながる様子がうかがえる。

別の場面では判定が「PERFECT」となり、緑の弧を描く斬撃とともにダメージ数値が表示されている。タイミングの精度が戦果に直結するのが、リズムアクションらしいところだ。『Hi-Fi Rush』『BPM: Bullets Per Minute』『Crypt of the NecroDancer』といったリズム系作品から影響を受けているとされている。

また、武器の音はサンプル素材ではなく、スタジオで録音したものを使っているという。斬るたびに鳴る音そのものが、ゲームの手触りを支える部分になりそうだ。

強化の選択が、戦い方も音楽も変える

ローグライトとしての醍醐味は、道中で選ぶパワーアップにある。スクリーンショットには「Spring Reverb」と「Flanger」という2枚のカードが並び、ダメージ倍率や補充速度といった強化内容が数値で示されている。Reverb、Flanger、Delayといったオーディオエフェクト由来のパワーアップは、戦い方だけでなく、サウンドトラックの聞こえ方も変えていくのが特徴だ。ビルドを組むことが、そのまま楽曲をアレンジする行為にもなる設計といえる。

探索の合間には、拠点のような場所で強化を購入する場面も用意されている。画面には、メイド服姿のウサギのようなキャラクターが座る露店と、「Junk」や「Tokens」といった通貨、強化の購入を促す表示が確認できる。

動画と体験版で、発売前に手触りを確かめたい

紹介動画

Steamでは体験版がすでに配信されている。公式サイトによれば、開発元はNorthern Game Summitで更新版デモを披露したという。PS5/Xbox Series版は2026年7月に追加発表されており、10月12日に向けて3機種が揃う形となった。

開発元の最新情報は、公式サイトのニュースや公式Discord、LinkedInで確認できる。リズムに乗って斬る快感と、強化で変わる音の変化。気になる人はまず体験版でその感触を試してみてほしい。