名画の内側を旅する『カタルシス~最後のアトリエ~』

講談社ゲームラボは、Mana氏が開発する『カタルシス~最後のアトリエ~』のSteamストアページを公開した。本作は、絵画を再現したフィールドを歩き、魂の共鳴が示す道をたどりながら「記憶」を集めるイマーシブ・アート・アドベンチャーだ。

2026年にSteamで発売予定。プレイ人数は1人で、価格と対応言語は未定となっている。作品の概要や最新画像は講談社クリエイターズラボの作品ページでも確認できる。

公開画像には、巨大な額縁が宙を漂い、砕けた断片が周囲を舞う空間も収められている。プレイヤーが操るのは、頭部に光を宿した細身の存在。人物の輪郭だけを残したような姿が、精緻な額縁や広大な背景と鮮やかな対照をなしている。

色彩も時代も塗り替わる、多彩な絵画世界

ある世界では、夜空を埋め尽くす無数の光と濃密な青紫色が画面を覆う。地上の植物や人物は黄色く輝き、油彩画をそのまま立体空間へ広げたような景観が形成されている。

薄暗いアトリエでは、キャンバスに向かう人物と、枯れた花や額縁が確認できる。黄色い絵の具で形作られたような人物の胸には、周囲とは異なる白い部分が浮かび上がっている。華やかな風景だけでなく、そこに残された人物の感情や記憶も重要になりそうだ。

霧に包まれた和風の街並みも登場する。濡れた橋を照らす行灯、淡い桃色の花、奥にそびえる岩山や建物が、青みがかった静かな景色を描き出している。

一方、緑色の光に満ちた洞窟では、小舟に乗って水上を進む場面が公開された。水面には青白い光が走り、垂れ下がる枝や巨大な岩が行く手を囲む。世界によって色彩だけでなく、移動の見せ方も大きく変化することがうかがえる。

魂の共鳴と動物たちが導く道

スクリーンショットには、青く光る目を持つ白いオオカミと向き合う場面もある。主人公の頭部とオオカミのそばには光の球体が浮かび、両者の間に何らかのつながりが生まれている様子が描かれている。

別の場面では、大きなフクロウが主人公の前で翼を広げている。ステンドグラスから差し込む光や、植物に覆われた建物の内装が、現実と幻想の境界が溶け合うような雰囲気を生み出す。

白いオオカミの背に乗り、青空の下に広がる草原を駆ける姿も確認できる。画面上部には走る、ジャンプ、降りるといった操作表示があり、広いフィールドを動物とともに移動できることが分かる。

和風建築を舞台にした画像では、緑色に輝く鳥が主人公を運ぶように飛行している。オオカミによる地上移動とあわせ、出会った存在の力を借りることが探索の幅を広げていきそうだ。

幻想的な映像で確かめる、絵画の中の旅

黄金色に染まった空間では、巨大なバラと球体が宙に浮かび、彫像のような女性がたたずんでいる。青紫の夜や静かな和風世界とは印象が一変し、一枚の絵を越えるたびに異なる美術表現と出会える構成が本作の大きな特徴だ。

公開された映像では、静止画だけでは伝わりにくい光の動きや、絵画世界を歩く感覚を確認できる。

紹介動画

明るい湖畔の画像では、木々に囲まれた水辺と桟橋の前に主人公が立っている。暗いアトリエ、霧の街、緑色の洞窟、黄金の花園と、公開された各フィールドは色調も空気感も異なる。絵画を鑑賞するだけではなく、その内側を自分の足で移動するというコンセプトが、画面の一枚一枚から伝わってくる。

開発を手がけるMana氏、発売は2026年予定

カタルシス~最後のアトリエ~を開発するMana氏のプロフィール画像
Mana
『カタルシス~最後のアトリエ~』開発者。制作状況や出展情報は@ue_catharsisで発信されている。

本作を開発するのはMana氏。講談社ゲームラボの支援を受けながら、絵画の中を歩くという発想を3Dのゲーム体験へ落とし込んでいる。

『カタルシス~最後のアトリエ~』は2026年にSteamで発売予定。発売日や価格、対応言語の詳細は今後の発表を待つことになる。色彩や構図だけでなく、その場所に残された感情と記憶まで体験したい人は、Steamでタイトルを確認し、ウィッシュリストに加えておきたい。

株式会社講談社

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株式会社講談社による発表。