自動運転の地図が、ゲームの舞台づくりに乗り出した

ダイナミックマッププラットフォームは、9月17日・18日に幕張メッセで開かれた「東京ゲームショウ2026」のビジネスソリューションコーナーに出展した。あわせて、会期中にゲーム、CG、XR関連の国内外企業35社と情報交換を行ったことを報告している。
同社は自動運転や先進運転支援システム(ADAS)向けの高精度3次元地図データを手がける会社だ。ブースの看板には「点群データ」「HDマップ」「360°カメラ画像」の文字が並び、その下に大きく「高精度3D地図」と掲げられている。写真では、来場者が説明員と話し込んだり、パネルや資料を熱心に見入ったりする様子が確認できる。
実在の道路を、そのままゲームの素材に

今回の出展テーマは、道路をはじめとする実在の空間データをゲーム開発に生かす提案だ。展示では、高精度3次元地図データ、点群データ、そして3D Gaussian Splatting(3DGS)データを活用したソリューションが紹介された。3DGSとは、実際に撮影した現実の風景を立体的に再現する技術のこと。同社は、高精度3D地図データや点群データ、360度カメラ画像から生成した3DGSデータのデモ映像も披露している。
会場では、フランスのインディースタジオが手がけるオープンワールド型ドライビングゲーム『Apex Point』のプロモーション映像も上映された。ブース写真には、ハイウェイの走行シーンのようなデモ映像が映るモニターや、「モデリング・ザ・アース」と題した資料が並び、パネルには「HDマップのゲーム開発への展開」「3DGSのゲーム開発への展開」といった見出しも見える。看板には「インフラ管理」「デジタルツイン」「機械学習」「除雪DX」といった用途とともに「ゲーム」の文字もあり、車の地図をゲーム以外の分野にも広げていく同社の姿勢がうかがえる。
35社との対話で見えた、ゲーム以外へのニーズ
会期中は、ゲーム開発会社やCG制作会社、XR関連企業など国内外35社と情報交換を実施した。ゲーム分野に加えて、XRコンテンツやシミュレーション用途でも空間データを使えないか、具体的なニーズや活用の可能性について意見を交わしたという。レースゲームやオープンワールドのように「現実の街並みを再現したい」作品にとって、実際の道路形状や都市の情報を持つデータは魅力的な選択肢になりそうだ。
同社の最新情報は公式サイトや公式X(@dynamic_maps)で確認できる。詳細な取り組みは、出典のプレスリリースもあわせてチェックしてほしい。
発表元について
ダイナミックマッププラットフォーム株式会社
ダイナミックマッププラットフォーム株式会社は、2016年6月設立、東京・渋谷に本社を置く企業。自動運転やADAS向けの高精度3次元地図データを軸に、世界26カ国・約180万kmにおよぶデータを扱い、近年はゲームなどエンターテインメント分野にも領域を広げている。








